新・肥後細川藩侍帳【し】の部

■　志賀太郎　　（南東51-19）　　
　　　　　虎左衛門　　　豊後国岡城主・没後後家（室・大友吉統妹）女子一人、男子一人介抱仕・・・
　　　　　　　　　　　　　　御国菊池郡源川村落忍・・・・加藤家ニ奉公（女之法）
　　　　1、少兵衛・親勝 　加藤忠広御代新知二百五十石・・・浪人・・・細川入国時沢村大学方より御連
　　　　　　　　　　　　　　　　召出二百五十石　（先祖附）
　　　　　　　　　　　　　（1）五番西郷要人佐組　二百五十石　（真源院様御代御侍名附）・・庄兵衛
　　　　　　　　　　　　　（2）二百五十石　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　　　　　　　　　　（3）沢村宇右衛門組　二百五十石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　2、半右衛門・親清
　　　　3、小左衛門・親一　（松井文庫蔵八代町図に八代御城附の志賀小左衛門の屋敷が確認できる）
　　　　4、庄兵衛・親尹（養子　実・親清弟親利嫡子）
　　　　　　　　　　　　　（1）二百五十石　八代御城付　（肥陽諸士鑑）　　
　　　　　　　　　　　　　（2）八代詰・御普請奉行　二百五十石
　　　　　　　　　　　　　　　　　元文二年二月〜寛保三年一月（病死）八代郡奉行
　　　　5、半右衛門（養子　実・富島猪兵衛二男　後・島已兮）
　　　　　　　　　　志賀已兮　通称半右衛門、親氏と云ひ、致仕して島己兮と改む。又間睡堂修眞、
　　　　　　　　　　　　　　　　　藤下斎雲洞等の別号あり。藩に仕へ食禄二百五十石、番士たり。
　　　　　　　　　　　　　　　　　養蚕織機等の事を誘掖し命により上京して斯業を研究せり。
　　　　　　　　　　　　　　　　　寛政八年十二月二日没す。享年七十五。

　　　　　　　　　　　　　　　　　宝暦六年十月退隠、采地玉名郡米野村に移住。
　　　　　　　　　　　　　　　　　宝暦十一年堀勝名に請われて織絹を差出、領内に教諭致す様仰付。
　　　　　　　　　　　　　　　　　我流故の由申上たる処、上京伝習するべく参宮の願差上、十二月出
　　　　　　　　　　　　　　　　　立、十二年六月帰国、同七月養蚕並に織絹方根に仰付。
　　　　　　　　　　　　　　　　　五人扶持銀五枚。（細川霊感公より）
　　　　6、小左衛門（養子　実・小堀長之助次男　萬平）　　五番与　二百五十石
　　　　7、太郎助・親信　　御鉄炮廿挺頭・学校方御奉行触　座席持廻リ二而学校御目付　二百五十石
　　　　8、八郎太郎・親泰(養子　実・親信弟親全嫡子　　小左衛門）　二百五十石
　　　　9、十助・親敬(養子　実・魚住衛門太次男　　太郎助・太郎）　　御番方組脇　二百五十石

　　　　　　　何代か不明　　志賀半右衛門知行
　　　　　　 参考：系図（織豊大名家臣団辞典・西国編−細川氏−志賀氏）ぴえーるさんサイト
　　　　　　　不明：志賀喜太郎（庄兵衛ニ成）　　御詰衆・五番郡源内組　二百五拾石　（御侍帳・元禄五年比カ）


■　志賀平十郎　　（南東51-26）　　
　　　　1、常陸守親陸　（武家家伝−志賀氏）　
　　　　　　　　　　　　大友義統幕下、久住宮原村南山城居住　後中角村大庄屋（先祖附）
　　　　*　何右衛門
　　　　2、源右衛門　
　　　　3、何右衛門
　　　　4、源右衛門
　　　　5、何右衛門
　　　　6、龍吉（源右衛門）　御物頭列・御奉行触　所々御目付　百石
　　　　7、何右衛門　　　　　　炮術師役　百石
　　　　8、平十郎（何右衛門・平十郎）

　　　　　　　何代か不明　 志賀源右衛門知行所附目録（文政四年）百石
　　　　　　　　　　　　　　　　志賀半右衛門宛　細川斎護公御書出（文政九年）百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 志賀何右衛門宛　細川慶順公御書出（万延二年）百石


○　志賀左門　　（1）馬廻組六番　五百石　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　　　　　　　 （2）御馬廻衆・添頭　五百石　（肥後御入国宿割帳）・・左門太
　　　　　　　【転切支丹】寛永十三年七月十三日　禅宗・・（勤談跡覧−肥後藩之切支丹）

○　志賀熊之助　　御扶持方取　六人　（於豊前小倉御侍帳）


■　志賀道益 　　御医師　（南東57-32　医）
　　　　1、道益
　　　　2、主禮（宗朴）
　　　　3、宗甫(道益)　　鳥井清純育軽輩浪人

　　　　　　　何代か不明　志賀道益
　　　　　　　　　　　　　　　　　御次御中小姓之御医師・御近習御次支配頭之支配
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　浜町御次医　廿石五人扶持


■　志垣（柿）用右衛門　　(南東64-82　＊）
　　　　1、長右衛門
　　　　2、長左衛門
　　　　3、用右衛門　
　　　　4、用右衛門　


■　志方逸次　【丹後以来】　　（南東52-9）
　　　　　赤松則祐　（太平記）
　　　　　　　*
　　　　　　　*
　　　　　　　*　
　　　　　　　*
　　　　　志方右衛門尉・繁広
　　　　　　　　赤松則祐五代孫、天正六年織田信忠に志方城を落され討死・・・一子六助二歳ニ成候を
　　　　　　　　家之子乳母ニいたかせ忍出、縁者たるにより丹波の赤井悪右衛門方ニ連越・・・・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（綿考輯録・巻九）　
　　　　　　　　播州志方の城主也、神吉知民部少輔弟ニ而初ハ櫛橋左京進と申候処、後播州印南郡在名
　　　　　　　　志方と申所居城いたし志方と名乗候由　*
　　　　1、六助・之吉　　三斎様御付中津ニ相詰候衆　五十石　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　　　　　*　天正六年志方落城之時六助ニ歳ニ而一命を遁れ、丹波国ニ隠れ、其後丹後国長生院と
　　　　　　　　申寺俗縁有之ニ十五歳迄居候内、心操有之段忠興君被聞召、十七歳之時被召出御知行五
　　　　　　　　十石拝領御昇頭被仰付、其後御加増百石被下、所々之御陳相勤、中ニも於高麗深手負、御
　　　　　　　　懇之御意ニ而御直ニ御薬拝領、関ヶ原・大坂ニも右之役儀相勤、八代ニも御供仕、殊之外御
　　　　　　　　懇意ニ而、寛永二十年病死　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（綿考輯録・巻十六）
　　　　2、半兵衛・元政、之政　
　　　　　　　（大阪御陳）手ニ合候者、七月朔日御饗応、御褒美被下候
　　　　　　　　知行三百石　歩ニてしこを負、半弓を持て甲首一ッ討取、其外ニ一ッ討取を人奪取候由也
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（綿考輯録・巻十九）
　　　　　　　　三斎君ニ御奉公御知行被下置面々（中津）
　　　　　　　　　　　五百石　　後千石ニ成ル、御家老被仰付候、御逝去後已後は光尚君ニ被召返
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（綿考輯録-巻二十一）
　　　　　　　　　　　　　　　（1）三斎様御付中津ニ相詰候衆　丹後「源」五百石　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　　　　　　　　　　　　（2）人持衆併組迯衆　五十人扶持　（真源院様御代御侍名附）
　　　　　　　　　　　　　　　（2）人持衆併組迯衆　五百石
　　　　　　　　　　　　　　　（3）千石　（八代分領侍帳・正保二年十二月）
　　　　　　　　　志方半兵衛言上覚（島原の乱における八代勢の働きについての報告書
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　当時細川立允付家老）
　　　　　　　　参考　三斎公へ志方半兵衛言上之覚（上妻文庫-47）
　　　　3、半右衛門　　（1）十一番氏家志摩守組　千石　（真源院様御代御侍名附）
　　　　　　　　　　　　　　（2）三百石　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　　　　　　　　　　　（3）有吉内膳組・御弓廿張（頭）　千石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　4、弥五左衛門　　　志方弥五右衛門知行（年代不詳）四百石
　　　　5、弥次兵衛・之実（養子　実・同氏十兵衛四男）
　　　　　　　　　　　　　　（1）御詰衆・二番志水三左衛門組　組脇　四百石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　　　　　　　　　　　（1）甚兵衛弟志方弥次兵衛、弥五郎養子二成家督済(肥陽諸士鑑）
　　　　　　　　　　　　　　（2）御小姓組　四百石
　　　　6、清蔵・之時
　　　　7、弥次兵衛・春武(初・友之允）四百石　御鉄炮三拾挺頭・御番方六番　屋敷・京町
　　　　8、弥左衛門　　　
　　　　9、逸次
　　　　10、蘭八(半右衛門）　御側御鉄炮十五挺頭・御中老支配　四百石
　　　　11、慎八（半兵衛）　　御番方八番牧多門助組　四百石
　　　　12、午二郎(半兵衛・逸次）　　四百石
　　　　　　　　　志方蘿谷　名は之教。逸治と称す。又別に松門と号す。世事を避け、帷を下して
　　　　　　　　　　　　　　　　薫育数年、従学者甚だ多し。明治十九年三月没す。年六十二。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　元治元年正月(番方）〜慶応二年四月　高瀬町奉行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　慶応二年四月〜明治元年一月　阿蘇南郷郡代
　　　　　　　　　　　　　　　　　　明治元年一月〜明治元年九月　下益城郡代
　　　　

■　志方軸人　　【丹後以来】　（南東52-10）
　　　　　六助・之吉
　　　　　半兵衛・之政
　　　　1、十兵衛・重之　　（1）御詰衆　三百石　（真源院様御代御侍名附）　　
　　　　　　　　　　　　　　　　（2）三百石　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　　　　　　　　　　　　　（3）有吉頼母允組　三百石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　2、十兵衛　　
　　　　3、又次郎・之昌(之明、之克）　三百石　御小姓組六番　屋敷・山崎　
　　　　4、千左衛門　　十挺頭　三百石　宝暦九卯正月十一日当役
　　　　5、又次郎 　天明二年正月：志方又次郎、在宅ニ付当年願継之筈候処、浦御番ニ被差越置候ゆへ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　願継可相達哉、又ハ詰代相済差出可申哉と問合之有、当年延願ニハ不
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　及、代相之節ニ至り改メ在宅願之候様返答
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（熊本市史資料編第三編ｐ252在宅願頭書）
　　　　6、又勝（十兵衛）　三百石
　　　　7、千左衛門　　　　御番方・遠藤関内組　三百石
　　　　8、軸人　　　御昇副頭　三百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　慶応三年十二月〜明治元年三月　飽田詫摩郡代（上・下益城郡助勤）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同上　　　　　　　　　上益城郡代(飽田詫摩郡より助勤）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同上　　　　　　　　　下益城郡代（　　　　同上　　　　　 ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　明治元年三月〜明治三年六月(改革免）八代郡代

　　　　　　　　　　　何代か不明　志方十兵衛宛　　細川綱利公御書出（天和三年）三百石
　　　

■　志方仙太　　【丹後以来】　（南東52-11）
　　　　　六助
　　　　　半兵衛
　　　　1、半七　　御使番　續団右衛門触組　御目付　二百石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　2、半兵衛（半七・之高）
　　　　3、半七（養子　実・寺尾助右衛門子　半弥、半兵衛・之経）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三百石　御番方二番御小姓組御郡奉行　屋敷・内坪井
　　　　　　　　　志方半兵衛　名は之経、武蔵流の剣法を善くし其師範たり。兵法二天一流相傳記を著す。
　　　　　　　　　　　　　　　　　宝暦六年十月十三日没す。
　　　　4、弥十郎　　　　　安永九年五月〜天明三年八月　　 高瀬町奉行
　　　　5、左内（半兵衛）　寛政三年九月：志方左内、玉名郡小田手永寺田村江在宅之処、御小姓組被仰付、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　騎射検見を茂被仰付候付、熊本江引出相勤度由願之事
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（熊本市史資料編第三編ｐ255在宅願頭書）
　　　　　　　　　　　　　　　　寛政十一年二月：志方半兵衛、犬追物検見被仰付候付、在宅年限内引出願
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　　　　　　　同上　　　　ｐ257　　　　　　　）
　　　　　　　　　　　　　　　　享和三年十一月：志方半兵衛、隠居致病死居候処、病死ニ付在宅所見締として
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　養子を在宅仕せ度内伺之事
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　　　　　　　　同上　　　　Ｐ259　　　　　　　）
　　　　6、司馬助　　御番方八番牧多門助組　三百石
　　　　　　　　　志方司馬助　名は政村、司馬助と称す。藩に仕へ食禄三百石。剣法に精通し剣術師範と
　　　　　　　　　　　　　　　　　なる。頗る豪勇の士なり。又川尻作事目付、近習目付及び世子附役となる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　嘉永六年九月十四日没す。年七十一。墓は北岡禅定寺。
　　　　7、千久万（弥左衛門）　　　　　　　　　　
　　　　8、次郎彦（半弥）　
　　　　9、勝之助(司馬助・仙太）　　　　三百石

　　　　　　　　　何代か不明　半兵衛（5代カ）
　　　　　　　　　　　　御近習御次御物頭列・御近習御次支配頭之支配　御次番御腰物方兼帯　三百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（文政三年・士席以上名録）
　　　　　　　　　何代か不明　半七　　宝暦九年四月〜宝暦十二年四月　下益城郡代
　　　　　　　　　　　　　　　（4代半十郎カ）
　　　　　　　　　何代か不明（5代カ）
　　　　　　　　　　　　志方半兵衛　名は之庸、犬追物師役となる。頗る豪傑の士なり。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　天保十三年七月廿七日没す。年六十五。

■　志方　半　　【丹後以来】　（南東52-12）
　　　　　右衛門尉繁廣
　　　　　六助
　　　　1、小左衛門　　（1）御詰衆　二百石　（真源院様御代御侍名附）　
　　　　　　　　　　　　　　（2）清田石見組　二百石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　2、五郎兵衛　　　御詰衆・九番佐久間平右衛門組組脇　二百石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　3、五郎兵衛
　　　　4、半之允
　　　　5、五郎兵衛　　　二百石
　　　　6、弥七郎　　　　五番組百石
　　　　　　　　　　　　　　　　細川重賢公御書出（明和六年）百石
　　　　7、小左衛門　　　百石
　　　　8、寧（小左衛門・半之允）　御番方・遠藤関内組　百石
　　　　9、小左衛門
　　　　10、徳十郎(半之允・半）　　百石


■　志方嘉十郎　　【丹後以来】　（南東52-13）
　　　　1、嘉平次
　　　　2、半内・之経（加平次）
　　　　3、長平次・之辰　　百石　御番方七番
　　　　4、半（嘉平次・半内）　　御番方・宮村典太組　高百石之御擬作
　　　　　　　　　　　天明五年正月：志方半内、是迄不奉願在宅付而、改メ在宅願之儀取遣之事
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（熊本市史資料編第三編ｐ253在宅願頭書）
　　　　5、半三郎（嘉平次）
　　　　6、重助(嘉十郎）　　高百石之御擬作


■　志方柳臺　　【丹後以来】　　　御医師　（南東57-33　医）
　　　　　半兵衛・之政
　　　　　十兵衛・重之
　　　　1、玄水（玄求）　　御医師　江戸　百五十石　(御侍帳・元禄五年比カ）・・玄求
　　　　　　　　　　　　　　　　細川綱利公御書出（貞享三年）百五十石
　　　　　　　　　　志方玄求　名は好古、医を以て藩に仕へ、最も痘瘡治療の術に精しく、隣藩の
　　　　　　　　　　　　　　　　　貴介公子亦治療を請ふに至る。知行百五十石。其子玄好亦大医の
　　　　　　　　　　　　　　　　　名あり。正徳二年八月廿九日没す。年六十五。
　　　　2、玄好　　外様御医師触支役　百五十石
　　　　3、玄育　　　
　　　　4、玄洞　　外様御知行取御医師　御蔵米　百廿石
　　　　5、玄常
　　　　6、玄節
　　　　7、玄節(潜庵）
　　　　　　　　　　志方潜庵　家世々痘法を傳ふ。藩の医員となり再春館学監となる。後内医員に転ず。
　　　　　　　　　　　　　　　　　文政十二年十一月廿三日没す。年四十一。
　　　　8、柳臺　　八十石御蔵米


○　志方勘兵衛　十之進家督　　御詰衆・六番岩越忠右衛門組　阿蘇・南郷御郡奉行　三百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（御侍帳・元禄五年比カ）
○　志方半助　　十二番津田治左衛門組　五人扶持
　　　　　　　　　　　病気ニ付御合力米御扶持方差上度旨申上如願秘（ママ）仰出格別ニ五人ふち（ママ）被下
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（御侍帳・元禄五年比カ）


■　志水新九郎　（蒲生氏郷流）　　【青龍寺以来】　　（南東52-3）
　　　　　
　　　　1、新之允（雅楽之助　後・伯耆清久　入道〆宗加）　 　
　　　　　　　　　志水新之允　永禄十二年正月、弟・悪兵衛と共に三好左京太夫義継との戦いに活躍。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（綿考輯録・巻二）
　　　　　　　　　天正元年領地の証書被下候
　　　　　　　　　　　　今度限桂川西地一職従信長被仰候、志水儀為本知由ニ候間、一円申付候、
　　　　　　　　　　　　全領地可抽忠節事肝要二候、仍状如件
　　　　　　　　　　　　　　　八月二日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長岡藤孝御判
　　　　　　　　　　　　　志水雅楽助殿　一二清水新之允
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（綿考輯録・巻二）
　　　　　　　　　　　　頭衆・青龍寺以来「源」五千石・蒲生氏孫也　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　　　　　　　　　五千石　（肥後御入国宿割帳）
　　　　　　　　　　　　人持衆併組迯衆　六千石　（真源院様御代御侍名附）
　　　　　　　　　　　　六千石　（真源院様御代御侍免撫帳）・・新之丞
　　　　　　　　　　　　長岡監物組　六千石　（寛文四年六月・御侍帳）・・伯耆
　　　　　　　　　　　　　〜　寛永廿年三月(致仕）備頭大頭
　　　　2、（日下部）与助(二男　主水・伯耆　元五）　　　　（武辺咄聞書）　　(宮本武蔵との逸話）
　　　　　　　　　慶長八年日下部主水帰参被仰付、二千石被下志水と改、主水が父清久入道宗加も是より
　　　　　　　　　先帰参被仰付、是も二千石被下中津城ニ被差置候　（綿考輯録・巻十八）
　　　　　　　　　　　　新之允・頭衆千石　父新之允清久、後新兵衛又伯耆　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　　　　　　　　　　寛永廿年二月〜慶安二年八月(病死）備頭大頭
　　　　　　　　*加藤家浪人の細川家仕官に尽力する。
　　　　　　　　*忠興死去後八代城代を勤める。（綿考輯録-巻25　ｐ310）
　　　　　　　　*室・蒲生郷安女（志水家系譜）
　　　　3、新之允(伯耆）
　　　　　　　　　　　　人持衆併組迯衆　備前組　六千石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　　　　　*室・米田是長（監物）女　　（米田氏系譜）
　　　　4、新左衛門・元政（伯耆）
　　　　　　　　　　　　　寛文十年六月〜元禄十四年十一月　備頭大頭
　　　　5、新之允 　　　　　　御暇
　　　　6、主水・克元(伯耆）　新知千石　次第右之通呼
　　　　　　　　　　　　　寛延二年九月（着座）〜寛延四年九月　番頭
　　　　7、七之允(新左衛門）　　御鉄炮五十挺副頭　千石
　　　　　　　　　　　　　享和元年二月（比着座）〜享和二年十一月　留守居番頭
　　　　　　　　　　　　　享和二年十一月〜文化八年三月　番頭
　　　　8、大七郎
　　　　9、繁助(新吾左衛門）　中着座同列　御用人　千石
　　　　　　　　　　　　　文化十一年（大組附）〜文政十年六月(病死）中小姓頭
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文化十四年新五左衛門ト改名
　　　　10、夘納(新丞）　　旧知千石
　　　　　　　　　　　　　天保七年三月（大組附）〜天保十一年十一月　番頭
　　　　　　　　　　　　　天保十一年三月〜天保十一年十一月　鶴崎番頭
　　　　　　　　　　　　　天保十一年十一月〜天保十二年二月　小姓頭
　　　　　　　　　　　　　天保十四年六月〜　　　　鶴崎番頭
　　　　　　　　　　　　　弘化三年六月〜弘化三年十月　小姓頭
　　　　　　　　　　　　　弘化三年十月〜安政元年三月(病死）　用人
　　　　11、新太郎(新丞・新九郎）　　千石
　　　　　　　　　　　　　慶応二年三月（比着座）〜慶応三年三月　中小姓頭
　　　　　　　　　　　　　慶応三年三月〜慶応三年十二月　小姓頭
　　　　　　　　　　　　　慶応三年十二月〜明治元年一月　番頭
　　　　　　　　　　　　　明治元年閏四月（比着座）〜明治元年閏四月　番頭
　　　　　　　　　　　　　明治元年十一月（比着座）〜明治二年十月　番頭（大隊長）

　　　　　　　　代々御書出・知行目録等
　　　　　　　　　　　　　　　　志水伯耆入道宛　　細川忠興公御書出（慶長七年）豊前二千石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　草伯部与介宛　　　　　　　同上　　　　　　（慶長八年）　　同上
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　草伯部与介宛　　　知行目録　　　　　　　　　　同上
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水伯耆宛　　　　　細川忠利公御書出（元和元年）　　同上
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水伯耆宛　　　　　替知所附　　　　　　　　　　　　　　豊前千七百廿石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水伯耆守宛　　　細川忠利公御書出（寛永七年）加増宛行・豊前八百石　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水伯耆守宛　　　　　　　同上　　　　　　(寛永十年）六千石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水伯耆守宛　　　細川光貞公御書出（寛永十八年）六千石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水伯耆宛　　　　　細川綱利公御書出（寛文元年）六千石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水主水宛　　　　　知行目録　　　　　　　(享保十九年）千石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水主水宛　　　　　知行所附目録　　　　　　　同上
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水主水宛　　　　　細川重賢公御書出（寛延元年）千石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水新之允宛　　　細川治年公御書出（天明六年）千石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水新之允宛　　　細川斎茲公御書出（天明八年）千石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水新丞宛　　　　　細川斎樹公御書出（文化九年）千石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水新五右衛門宛宛　　　　　細川斎護公御書出（文政九年）千石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水新丞宛　　　　　細川慶順公御書出（万延二年）千石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水伯耆−志水七之丞　知行引渡差紙
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水新五左衛門−志水卯納　同上
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水新丞ー志水新太郎　　　　同上
　　　　　　　　　　　不明　　　　志水才七郎宛　　　細川宗孝公御書出（享保十九年）千石

　　　　　　　参考：清水新九郎　　供之者・御扈従与也　三百石　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　御小姓組衆　三百石　（肥後御入国宿割帳）
　　　　　　　参考　三斎君志水主水を伯耆に被成候節、御自筆之御狂歌被下候、今以新之丞家
　　　　　　　　　　　ニ持伝申候
　　　　　　　　　　　　　「貧報をはらひ捨へきためしにハかねて名つくる志水ほうきと」
　　　　　　　参考　上妻文庫-44
　　　　　　　　　　　1、志水宗加覚書　　1、志水宗加家蔵聞書　　1、志水家記　　1、詠草（清水清久）
　　　　　　　参考　上妻文庫-90　　　志水新之允覚書（盤桓随筆-巻3にも有り）


■　志水源九郎　【青龍寺以来】　（南東52-8）
　　　　　対馬重久
　　　　　伯耆清久入道宗賀
　　　　　伯耆元五
　　　　　伯耆恵重
　　　　1、四郎兵衛・元重　人持衆并組外衆　甚左衛門組　三百石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川綱利公御書出（貞享二年）三百石
　　　　2、源助・元光、元照
　　　　3、四郎兵衛・元雅(養子　初・源太）
　　　　　　　　　　　　　（1）三百石御鉄炮三拾挺頭・御番方二番同組脇　屋敷・京町　（肥陽諸士鑑）
　　　　　　　　　　　　　（2）御目付　三百石宝暦十辰十月朔日当役
　　　　4、源助　　御鉄炮五十挺頭同列　三百石御足百石　天明六年六月廿七日免
　　　　5、永助
　　　　6、流助　　御歩頭　御中老支配　二百五十石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎樹公御書出（文化九年）二百五十石
　　　　7、新之助　　明治二年正月三日千葉川津沖にて乗艦ハーマン号沈没、生死未相分
　　　　　　　　　　　　小者壹人　　同上　　　　　　　　　　　　　　　　　（肥後藩國事史料　巻九）
　　　　8、源助(源九郎）　　二百五十石


■　志水隼太　　（南東52-7）
　　　　　　対馬重久
　　　　　　伯耆清久入道宗賀
　　　　　　伯耆元五
　　　　　　伯耆恵重
　　　　1、権之助・正元　　
　　　　　　　　　　　　　（1）伯耆二男　志水権之佐　十人扶持　（真源院様御代御侍名附）　
　　　　　　　　　　　　　（2）御知行御合力米御御扶持方被遣衆（伯耆二男）十人扶持・三百石之物成毎年被置
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（寛文四年六月・御侍帳）・・権佐
　　　　　　　　　　　　　（3）三十挺組・甚左衛門組　三百石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　2、岳大夫・正英、房武（養子　実・菅原斎二男）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　三百石　御番方一番御鉄炮頭　屋敷・宮内　（肥陽諸士鑑）
　　　　3、新兵衛
　　　　4、助之允(岳大夫）　　五番与　三百石
　　　　　　　　　　　　　　明和四年六月〜明和六年二月　小国久住郡代
　　　　　　　　志水退歩　名は高房、兵大夫と称す。親近銃隊長となる。読書を好み、
　　　　　　　　　　　　　　　大塚退野に師事し、其交る所皆篤学の士なり。
　　　　　　　　　　　　　　　天明八年四月廿五日没す。
　　　　5、兵次(権之助）　　　　三百石
　　　　　　　　　　　　　　天明五年六月〜　　　　　　　阿蘇南郷郡代
　　　　　　　　　　　　　　寛政四年十月(目付）〜寛政十一年一月　用人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　寛政六年一月権之助ト改名
　　　　　　　　　　　　　　寛政十一年一月〜文化二年十一月　小姓頭
　　　　　　　　　　　　　　文化二年十一月〜文化五年十一月（病死）用人
　　　　　　　　志水権之助　名は且房、藩に仕へ用人となる。
　　　　　　　　　　　　　　　　　文化五年十一月十六日没す。
　　　　6、隼太　　八代御番頭　九百石・内六百石御足高
　　　　　　　　　　　　　　文化十一年五月（目付）〜文政元年七月　用人
　　　　　　　　　　　　　　文政元年七月〜文政六年三月　八代番頭
　　　　　　　　　　　　　　文政六年三月〜文政九年七月　高瀬町奉行
　　　　　　　　　　　　　　天保五年四月（三拾挺頭）〜弘化二年三月　五十挺頭
　　　　　　　　　　　　　　弘化二年三月〜嘉永四年九月（病死）番頭
　　　　　　　　　　　　　　嘉永四年三月〜　　　　同上　　　　　　鶴崎番頭
　　　　　　　　志水蘭陵　名は正房、隼太と称し、蘭陵と号す。食禄三百五十石、目付、用人、
　　　　　　　　　　　　　　　八代番頭及び番頭を勤む。甞て求言のことに就き封事を呈して賞せらる。
　　　　　　　　　　　　　　　嘉永四年九月廿二日没す、享年七十。墓は春日萬日山。
　　　　　　　　志水隼太封事：（文政五年頃カ）　上妻文庫85

　　　　　　　　文化十五年八月：志水隼太、八代表江引越申筈之処、老母病気ニ付弟を差添置、在宅
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　江差置申度願候事　（熊本市史資料編第三編ｐ261在宅願頭書）
　　　　7、季久四郎(権之助・新右衛門）　御鉄炮十挺頭　三百五十石
　　　　8、健太(隼太）　　　　三百石


■　志水　凍　　　【青龍寺以来】　　（南東52-2）
　　　　　対馬守清実
　　　　　新之丞清久（伯耆・宗加）　
　　　　　九左衛門清治（清久嫡男）
　　　　　次郎左衛門(九兵衛清宣）　
　　　　1、久馬（助）元明（伯耆守志水元五・子）　　　
　　　　　　　　　　御側組外衆　五百石　（真源院様御代御侍名附）・・久馬
　　　　　　　　　　五百石　（真源院様御代御侍免撫帳）・・久馬助
　　　　　　　　　　志水久馬介組　自分　千石　（寛文四年六月・御侍帳）・・久馬介
　　　　　　　　　　御側組外衆　千石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　2、三左衛門・武之又武久(養子・吉田弥右衛門三男　西庵）
　　　　　　　　　　御小姓頭(二）　千石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　　　　　　　　　　　　延宝八年三月(大組附）〜天和三年八月　中小姓頭
　　　　　　　　　　　　　　　天和三年八月〜元禄十年三月　小姓頭
　　　　　　　　　　　　　　　元禄十年三月〜正徳四年正月(隠居)用人
　　　　　　　　　二男・小林左七左衛門一房
　　　　3、久馬・武親(初・次郎左衛門　延親）
　　　　　　　　　　千三百石　御側着座大組附大代番頭御小姓頭　屋敷・二ノ丸　（肥陽諸士鑑）
　　　　　　　　　　　　　　　正徳五年七月（大組附）〜享保二年九月　八代番頭
　　　　　　　　　　　　　　　享保二年九月〜享保十二年一月　小姓頭
　　　　　　　　　　　　　　　享保十二年四月〜享保十三年八月　用人
　　　　　　　　　延親　　　延享元年十月〜延享三年七月（致仕）家老脇
　　　　4、三次兵衛・延親　　
　　　　　　　　　　御番頭七番　千三百石　宝暦十一巳
　　　　　　　　　　　　　　　宝暦十一年八月〜安永七年六月　番頭
　　　　5、九兵衛(九左衛門・武膳）　
　　　　　　　　　　比着座・八代御番頭　千三百石　天明三年十二月　西山跡
　　　　　　　　　　　　　　　安永九年(比着座）〜寛政元年三月　八代番頭
　　　　　　　　　　　　　　　寛政元年三月〜文化五年二月(病死）番頭
　　　　　　　　　　　　　　　寛政六年九月〜寛政七年一月　鶴崎番頭
　　　　　　　　　　　　　　　文化二年旧一月〜文化三年九月　同上
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水次兵衛知行上目録（寛政五年）千五百石
　　　　6、久馬助
　　　　　　　　　　　　　　　文化十年一月(比着座）〜文化十二年二月　中小姓頭
　　　　　　　　　　　　　　　文化十二年二月〜文政四年七月　小姓頭
　　　　　　　　　　　　　　　文政四年七月〜文政五年二月　番頭
　　　　7、恵十郎（三次兵衛）
　　　　　　　　　　　　　　　天保十四年十二月(物奉行）〜嘉永三年七月　小姓頭
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎護公御書出(弘化四年）千百石）
　　　　　　　　　三次兵衛　藩に仕へ小姓頭を勤め、頗る豪傑の士なり。
　　　　　　　　　　　　　　　　嘉永四年三月十八日没す、年五十三。
　　　　8、三之助（久馬助・九左衛門・凍）
　　　　　　　　　　　　　　　文久二年十二月（比着座）〜慶応元年二月　番頭
　　　　　　　　　　　　　　　慶応元年三月〜慶応三年十月　小姓頭(初・久馬助）
　　　　　　　　　　　　　　　明治二年二月〜明治二年十月　番頭（士隊長）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水久馬助知行目録(万延二年）千石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川慶順公御書出（万延二年）千石
　　　　　　　　

■　志水一太　　（南東52-4）
　　　　　志摩守清実
　　　　　新之允清久
　　　　　志水悪兵衛（弟）　永禄十二年正月四日三好左京太夫義継勢との戦いに
　　　　　　　　　　　　　　　　於いて活躍、将軍家御感「御腰物頂戴仕候」　　（綿考輯録・巻三）
　　　　　加兵衛（養子　実・新之允子　松井式部）
　　　　　久右衛門　　　寛文三年四月八日・乱心二付知行被差上候　二百石　（※）・・九右衛門
　　　　　久左衛門
　　　　1、権左衛門（仙庵）　御詰衆・二番曽我三郎兵衛組　御預人被付置　二百石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　2、一学(小左衛門）　 御詰衆・三番松野源右衛門組　御使者奉行　五百石（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川綱利公御書出（天和三年）五百石
　　　　3、小三郎
　　　　4、小左衛門・春宗、春久(初・仙右衛門）　
　　　　　　　　　　　　　（1）六百石　御番方二番触組　屋敷・古京町　（肥陽諸士鑑）
　　　　　　　　　　　　　（2）御鉄炮頭　六百石
　　　　5、仙右衛門　　御旗副役　六百石　宝暦六子七月朔日当役
　　　　6、大八(仙右衛門）　
　　　　7、仙助（嘉兵衛・小左衛・一学）　五百石
　　　　8、彦之助　　彦助（彦之允）新五百石
　　　　9、季四郎　　御鉄炮頭　五百石
　　　　10、一学(一太）　　五百石
　　　　　　　　　　　　　　　明治元年七月(別手鉄炮頭五十挺頭）〜＊＊　鉄炮頭
　　　　　　参考：松井式部について(悪兵衛養嗣子）
　　　　　　　　　・御子孫志水様から貴重なご報告をいただきました。（Ｈ１５.１０.３０）
　　　　　　　　　　「志水悪兵衛清秀　志摩守清実ノ次男　京都へ滞在中、武者修行仕居、一生無妻ニテ
　　　　　　　　　　　兄新之丞ノ子志水加兵衛ヲ養子二仕、名跡ヲ申立候　加兵衛儀、其後、松井式部ト
　　　　　　　　　　　改メ、京都ニ浪人ニテ居申候　志水久右衛門　右、式部ノ子」　（新撰御家附原本）

　　　　　　　　　・またぴえーるさんから詳しい系図をお送りいただきました。（Ｈ１５.１０.３０）　　　　　　　

　　　　　　　　　・無妻ではない？（松井家文書・御給人先祖附、下津勇八より）
　　　　　　　　　　　悪兵衛は権内（下津）姉婿にて御座候付　春光院（松井康之）如何様の思召被成御座
　　　　　　　　　　　候哉　志水半左衛門叔父権内跡目相続被仰付　下津半左衛門一安と改め申候


■　志水源八　　（南東52-5）
　　　　1、次兵衛　　元和二年十月忠興に召し出さる。
　　　　　　　　　　　　　　三斎様御付中津ニ相詰候衆　二百石　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　2、金右衛門・清延　　
　　　　　　　　　　　　（1）二百石二斗　(八代分領侍帳・正保二年十二月）
　　　　　　　　　　　　（2）御詰衆　二百石　（真源院様御代御侍名附）
　　　　　　　　　　　　（3）二百石　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　　　　　　　　　（4）長岡監物組　二百石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水金右衛門知行（年代不明）
　　　　3、次兵衛・清房　　
　　　　　　　　　　　　　　御詰衆四番小坂半之允組・八代御郡奉行　三百石　金右衛門、次兵衛ニ成
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　4、次平（清庵、清長、清明、初・清三郎）　
　　　　　　　　　　　　（1）三百石　御番方四番・八代組脇　屋敷・手取
　　　　　　　　　　　　（2）御奉行　三百石外三百石
　　　　　　　　　　　　　　　　享保十二年一月(目付）〜元文二年八月　奉行
　　　　5、金右衛門　　室：堀平太左衛門姉
　　　　6、才助・清冬(実・金右衛門弟　後・次兵衛）
　　　　　　　　　　　　（1）御奉行　三百石外四百石　宝暦七丑八月廿五日当役
　　　　　　　　　　　　（2）御中老、大御奉行兼帯　千石
　　　　　　　　　　　　　　　　宝暦六年十月〜宝暦七年八月　奉行副役
　　　　　　　　　　　　　　　　宝暦七年八月〜安永二年五月　奉行
　　　　　　　　　　　　　　　（安永二年五日　江戸奥向にて賜酒、乱酔大不敬にて免職）
　　　　　　　　　　　　　　　　安永三年十二月〜安永八年六月　奉行（再）
　　　　　　　　　　　　　　　　安永八年六月〜寛政四年七月　大奉行・中老ヨリ兼
　　　　　　　　　　　　　　　　天明四年六月〜寛政五年二月　中老
　　　　　　　　　　　　　　　　寛政五年二月〜寛政五年九月（病死）家老　三千五百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志水次兵衛知行上目録（寛政五年十月十一日）六十八才病死トアル
　　　　　　　志水才助　名は清冬、才助と称し、後治兵衛と改む。藩に仕へ家老職となり、禄千五百石。
　　　　　　　　　　　　　　宝暦の改革に力を致して其功著大なり。
　　　　　　　　　　　　　　寛政五年九月廿四日没す。享年未詳。墓は手取長安寺（廃寺）
　　　　7、孫七郎　　（1）御中老嫡子　才助養子七助　　（2）御家老二代目　千五百石　　
　　　　　　　　　　　　（3）旧知千五百石、内千弐百石新　　（4）旧知千弐百石、内九百石新
　　　　　　　　　　　　　　　　文化二年十月（組外）〜文化七年七月　番頭
　　　　　　　　　　　　　　　　文化五年九月〜文化六年十月　鶴崎番頭
　　　　　　　　　　　　　　　　文化七年七月〜文化九年十月　用人
　　　　　　　　　　　　　　　　文政九年十月〜文政十二年二月　留守居大頭
　　　　　　　　　　　　　　　　文政十二年二月〜天保四年五月（病死）大御目付
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎樹公御書出（文化九年）千五百石　祖父次兵衛云々トアリ？
　　　　8、新八郎（才助）
　　　　9、一之助　　旧知千弐百石
　　　　　　　　　　　　　　　　天保八年四月（比着座）〜天保十四年（病死）小姓頭
　　　　10、新八(養子　平十郎）
　　　　　　　　　　　　　　　　安政三年十月（比着座）〜安政五年十二月（病死）番頭
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎護公御書出（弘化四年）千弐百石
　　　　11、亀之允(源八）　　千弐百石
　　　　　　　　　　　　　　　　元治二年九月（比着座）〜慶応二年十二月　番頭


■　志水三弥　　（南東52-6）
　　　　　金右衛門・清延
　　　　1、権左衛門　　二番曽我三郎兵衛組・御預人被付仰　二百石
　　　　2、権右衛門・清遊（初　丹右衛門）　二男村上家二入ル四代
　　　　3、多内（初　権十郎）
　　　　4、七郎左衛門・元雅（養子　実・浅山平大夫二男）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（1）二百石　御番方二番御留守居組脇　屋敷・千反畑
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2）八代姫様付　二百石外五十石
　　　　5、権三郎(藤七）　二百石　又　四百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　天明七年十一月〜天明八年十一月　上益城郡代
　　　　　　　　　　　　　　　　　寛政六年八月（近習御次組脇）〜文化七年七月　用人
　　　　　　　　　　　　　　　　　文化七年七月〜文政元年七月　八代番頭
　　　　　　　　　　　　　　　　　文政元年七月〜文政三年三月　留守居番頭
　　　　　　　　　　　　　　　　　文政三年三月〜文政三年十月　番頭
　　　　　　　　　　　　　　　　　文政三年十月〜文政四年八月　用人
　　　　　　　　　　　　　　　　　文政四年八月〜文政七年十二月　奉行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎樹公御書出（文化九年）三百石
　　　　　　　　　　志水藤七　名は清穆、藤七と称す。藩に仕へ食禄四百石、小姓役、郡代、用人、
　　　　　　　　　　　　　　　　　八代番頭、奉行職などを勤む。又学を好み大義に通じ武技に長ず。
　　　　　　　　　　　　　　　　　斎藤境野等の犬射を起すや與りて力あり。
　　　　　　　　　　　　　　　　　文政九年正月投下没す。享年七十三。墓は春日萬日山。
　　　　6、淳助　　着座之嫡子・藤七名跡相続之二男
　　　　　　　　　　　　　　　　　文政八年六月（比着座）〜文政九年十一月　中小姓頭
　　　　　　　　　　　　　　　　　文政十二年十二月〜天保元年閏三月（病死）奉行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎護公御書出（文政九年）四百石
　　　　　　　　　　志水淳助　名は清佐　藩に仕へて奉行職となる。後故ありて自刃す。
　　　　　　　　　　　　　　　　　時に天保元年閏三月廿三日、年四十八。
　　　　7、徳太郎(権三郎）　新三百石
　　　　8、磯熊(養子　又七）　　　御留守居御番方組脇　三百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎護公御書出（弘化四年）三百石
　　　　9、権左衛門(三弥）　三百石


■　志水忠七　　(南東64-80　＊）
　　　　1、左次右衛門
　　　　2、忠七　　　御中小姓


○　志水三郎兵衛　　留守居組・従是巳下　百五十石　（於豊前小倉御侍帳）
○　志水市兵衛　　三斎様御附中津ニ相詰候衆　百石　（於豊前小倉御侍帳）
○　志水一角　　　志水久馬介組　拾壱人扶持四十六石　（寛文四年六月・御侍帳）
○　志水長十郎　　志水久馬介組　七人扶持廿九石　（寛文四年六月・御侍帳）
○　志水権十郎　　志水久馬介組　七人扶持廿九石　（寛文四年六月・御侍帳）
○　志水加右衛門・友之進事　一番松野平左衛門組　五人扶持廿石　（御侍帳・元禄五年比カ）


■　清水九郎　　（南東52-1）
　　　　1、道是　　京都老人・御客分・清水大納言　五十石　（於豊前小倉御侍帳）　　
　　　　　　　　女・吉　細川綱利公御母・清高院
　　　　　　　　京都住　慶安三年肥後下向、城内竹之丸居住　万治元年、合力米三千俵・百人扶持
　　　　　　　　寛永三年二月三日歿
　　　　2、数馬・勝昌　　
　　　　　　　　　　　人持衆併組迯衆　百五十人扶持　元禄三年正月七日依願隠居　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　　　　　道是跡合力米扶持直に拝領　寛文五年七月合力米二千俵加増、都合五千俵、百人扶持上る
　　　　　　　　元禄三年五月致仕、隠居料百五十人扶持　宝永四年二月十八日歿
　　　　　　　　妻・小倉小笠原右近将監一門・帯刀姉
　　　　3、靭負・勝貞(養子　実・清閑寺大納言国宗四男・壬生是観　初・市正、縫殿　室・綱利女伊津）　
　　　　　　　　　　　人持衆併組迯衆　四千石　元禄三年正月七日新知相続　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　四千石　御一門　屋敷・手取
　　　　　　　　綱利の招きにより下向、元禄三年家督・御一門　合力米を地方に直、四千石拝領
　　　　　　　　元文四年二月致死、隠居料百五十人扶持　寛保二年正月ニ十四日歿
　　　　　　　　後妻、長岡興知女ハナ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川綱利公御書出（元禄四年）四千石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　清水縫殿知行目録（元禄三年）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　清水縫殿知行所付目録
　　　　4、縫殿・勝著（市正）　四千石　元文四未年
　　　　　　　　元文四年家督、家老職　明和二年十二月致死　天明二年九月十八日歿・六十八歳
　　　　　　　　妻長岡図書興章女
　　　　　　　　　　　　　　　　　　元文四年二月〜明和二年五月　家老
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川重賢公御書出（寛延元年）四千石
　　　　5、弁次郎(数馬）　　御備頭四番　四千石
　　　　　　　　明和二年家督、備頭　寛政十二年八月致仕
　　　　　　　　　　　　　　　　　　安永六年一月〜寛政十二年六月　備頭大頭
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川治年公御書出（天明六年）四千石
　　　　6、縫殿　　　御留守意大頭同列　四千石
　　　　　　　　寛政十二年家督、中着座、留守居大頭、備頭、大目付　天保二年三月致仕
　　　　　　　　　　　　　　　　　　文化七年十二月〜文化九年十二月　備頭大頭
　　　　　　　　　　　　　　　　　　文化九年十二月〜文政五年一月　大御目付
　　　　　　　　　　　　　　　　　　文政五年一月〜文政五年八月　備頭大頭
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎樹公御書出（文化九年）四千石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎護公御書出（文政九年）四千石
　　　　7、但馬・勝永(縫殿）　新知四千石
　　　　　　　　天保二年家督、中着座、番頭、留守居大頭、組外、用人　慶応元年七月致仕
　　　　　　　　　　　　　　　　　　天保三年十一月（中着座）〜天保六年九月　用人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　天保六年九月〜天保七年三月　番頭
　　　　　　　　　　　　　　　　　　天保十一年五月〜弘化四年一月　留守居番頭
　　　　　　　　　　　　　　　　　　安政二年五月〜安政三年十二月　用人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　初但馬安政二年十一月改名（縫殿）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　安政四年四月（組外）〜慶応元年五月　用人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川慶順公御書出（万延二年）四千石
　　　　8、数馬・勝集（九郎）　四千石
　　　　　　　　　慶応元年家督、比着座、留守居大頭、備頭　明治三年二月九郎と改名
　　　　　　　　　　　　　　　　　　慶応二年十二月（比着座）〜慶応三年六月　御留守居大頭
　　　　　　　　　　　　　　　　　　慶応三年六月〜明治二年六月　備頭大頭

　　　　　　参考：清水家系図−織豊大名家臣団辞典・西国編−細川氏−清水氏（ぴえーるさんサイト）


○　塩田半入　　留守居組・従是巳下　百石　　 （於豊前小倉御侍帳）
○　塩田正斎　　切米人数　十石三人　（於豊前小倉御侍帳）

○　塩津半右衛門　　留守居組・従是巳下　二百石　（於豊前小倉御侍帳）


■　塩山成海　　（南東52-18）
　　　　　　伯耆守
　　　　　　十郎左衛門
　　　　1、市十郎(林助左衛門・隠岐）
　　　　　　　　　　　　綿孝輯録・巻三十四（忠利公・上ｐ320）塩山源内家記より
　　　　　　　　　　　　　　　先祖林隠岐と申者忠利君御懇之者ニ而、小倉ニ而御本丸御櫓ニ被召置、御側ニ被召仕、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　御天守奉行御宝蔵・御小物成御あつけ被成候、当御国にても東の御丸ニ被差置、右之役
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　相勤居候処、寛永十三年の比御花畑ニ被成御移候砌、御側之勤御免被成、其後老極仕り、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　正保弐年御役を辞し、御城内より外屋敷ニ引移候
　　　　2、林牛右衛門　　（1）沢村宇右衛門組　二百石　（寛文四年六月・御侍帳）・・塩山牛右衛門　
　　　　　　　　　　　　　　　（2）拾挺組・金左衛門組　二百五十石　（御侍帳・元禄五年比カ）・・塩山牛右衛門
　　　　3、塩山元右衛門（求右衛門・高林）　
　　　　　　　　　　　　　　　　　御詰衆・十一番西山八郎兵衛組　百五十石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　元右衛門宛　細川綱利公御書出（延宝五年）百五十石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　塩山元右衛門知行
　　　　4、　　　十兵衛・林爰（初・高之進高重）　二百石　御小姓組
　　　　5、　　　源内　　　　　御備頭組御留守居大頭組　御座敷支配　二百五十石
　　　　6、　　　孫大夫（十内）　　二百五十石
　　　　7、　　　牛右衛門（求右衛門・又右衛門）　
　　　　　　　　　　　　　　　　　御歩頭・御中老支配　二百五拾石　（文政三年・士席以上名録）・・求右衛門
　　　　8、　　　熊三郎(養子　牛右衛門）　　御番方組脇　二百五十石
　　　　　　　　　　　　　　　　知行引渡差紙（弘化元年）二百五十石
　　　　9、　　　求右衛門（隠岐・成海　　二百五十石


■　塩山騏三郎　　（南東52-19）
　　　　　十郎左衛門
　　　　　十郎左衛門
　　　　　林隠岐
　　　　　惣十郎
　　　　1、仁右衛門・重氏　　江戸御留守居役　続団右衛門触与・御馬方　二百石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川綱利公御書出（貞享三年）二百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　塩山仁右衛門知行所付目録（寛文十二年）百五十石
　　　　2、忠右衛門（牛之助　仁左衛門常直）　二百石　新組御番方三番　屋敷・手取
　　　　3、忠右衛門
　　　　4、源助（忠右衛門）　　
　　　　5、仁左衛門（惣右衛門）　　御番方・宮村典太組　二百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　知行引渡差紙（享和三年）二百石
　　　　6、大亀（忠右衛門）　　新知二百石
　　　　7、牛之助　　　　　　　　知行引渡差紙（年月不詳）二百石
　　　　8、謙次郎（養子　実・久野氏　仁右衛門）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　知行引渡差紙（年月不詳）二百石
　　　　9、騏三郎（養子　実・余田氏）　　御番方十一番寺尾九郎左衛門組　二百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　知行引渡差紙（二百石）

　　　　　　　　　　　　何代か不明　　忠右衛門　御小姓与組脇二番　二百石　寛延二巳正月廿五日当役
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（御国中御侍以呂波寄）


■　茂見（木原）治三郎　　（南東51-27）
　　　　1、茂見惣左衛門　　小早川左衛門尉末家ニ而、安芸国木原谷居住　小早川家没落後浪人
　　　　2、木原勘七　　　　　　元和六年於豊前国御知行百五十石被下置・・・・（先祖附）
　　　　3、　　　伊右衛門
　　　　4、　　　三右衛門
　　　　5、　　　惣兵衛（初・利助、五郎八　帰雲）　百石　御次
　　　　6、　　　惣左衛門
　　　　7、茂見惣兵衛
　　　　8、　　　仙左衛門　　御番方　・杤木内匠組　射術師役　百石
　　　　9、　　　亀之助(惣兵衛）
　　　　10、　　亀之助(治一郎）　　御小姓役　百石

　　　　　　　　　　　　何代か不明　　茂見惣兵衛宛
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎樹公御書出（文化九年）百石
　　　　　　参考：茂見惣兵衛（九代）夫妻　弘化二年四月十四日　中村恕斎夫婦・娘と共に
　　　　　　　　　　地獄・垂玉温泉に湯治行き　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（恕斎日録）　
　　　　　　参考：嘉永三年八月五日　宮部?七郎次女を茂見惣兵衛娵ニ縁組、今晩嫡子
　　　　　　　　　　亀之助壻入に而・・・　（恕斎日録・第二巻ｐ323　中村庄右衛門出席）


○　茂見新介（忠太兵衛）　御詰衆　二百石　（真源院様御代御侍名附）
　　　　　　　　　　　　　　　　　二百石　（真源院様御代御侍免撫帳）
○　茂見三郎兵衛　　御側者頭衆・歩御小姓頭　五百石　（寛文四年六月・御侍帳）
○　茂見半大夫（久太郎）　　御詰衆・十番住江甚兵衛組　二百石　（御侍帳・元禄五年比カ）


■　重田九一郎　　　　　御船頭　（南東58-22　船）
　　　　1、吉左衛門　　船頭　百石　（於豊前小倉御侍帳）・・吉右衛門
　　　　　　　　　　　　　　御船頭衆　（肥後御入国宿割帳）
　　　　　　　　　　　　　　御船頭衆　百石　（真源院様御代御侍名附）
　　　　　　　　　　　　　　五拾石　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　2、次兵衛　　　　御船頭衆　百石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　3、次兵衛・森勝　　百石　鶴崎御船頭
　　　　4、忠蔵
　　　　5、次兵衛　　　　御船頭之頭　百石
　　　　　　　　　　　　　　　細川重賢公御書出（寛延元年）百石
　　　　6、九一郎　　　　御蔵米
　　　　　　　　　　　　　　　細川斎樹公御書出（文化九年）百石
　　　　7、順吉（次兵衛）　　御知行取御船頭・鶴崎御船頭頭之組　百石
　　　　8、七郎（九一郎）　　御擬作高百石


○　品川弥兵衛　　留守居組・従是巳下　二百石　（於豊前小倉御侍帳）


■　篠　嘉一郎
　　　　1、弥三
　　　　2、吉兵衛
　　　　3、三郎右衛門
　　　　4、嘉市
　　　　5、嘉一兵衛
　　　　6、常助
　　　　7、常助(嘉一兵衛）


■　篠原新吾　　（南東51-28）
　　　　1、林左衛門　　於豊前小倉外様御鉄炮組小頭相勤・・・・（先祖附）
　　　　2、林右衛門
　　　　3、丈助
　　　　4、宇作　　御中小姓之御案内役并御駕役　御小姓頭之支配　廿石五人扶持
　　　　5、尉助　　御馬方組脇　　細川斎護公御書出（弘化四年）百石
　　　　6、新助(新吾）


■　篠原喜左衛門　　(南東64-87　＊）
　　　　1、喜一（好善）
　　　　2、伯庵
　　　　3、藤右衛門
　　　　4、喜左衛門
　　　　5、喜左衛門　　　御中小姓


■　篠原嘉市　　(南東64-86　＊）
　　　　　喜市
　　　　　好全
　　　　　白庵
　　　　1、藤右衛門　　
　　　　2、善助　　　　　　　細川宗孝公御書出（享保十九年）百五十石
　　　　3、善助（初・小伝次・善左衛門）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同上写（及び跡目拝領）覚
　　　　4、三左郎（善助）
　　　　5、嘉市　　　　百石
　　　　　　　御知行被召上候　天明五年七月九日於江戸　江戸詰中小姓　高百石貶

　　　　　　　　　何代か不明　善助
　　　　　　　　　　　　　1、百石　御次御祐筆（肥陽諸士鑑）
　　　　　　　　　　　　　1、江戸定詰　百五十石外五十石（享保八年写・御侍帳）
　　　　　　　　　　　　　1、静治様付御物頭列　百五十石外合三拾枚（御国中御侍以呂波寄）
　　　

■　篠原小源太　　(南東64-89　＊）
　　　　1、多内
　　　　2、小源太　　　御中小姓


○　篠原吉兵衛　　留守居組・従是巳下　二百石　（於豊前小倉御侍帳）


○　篠山八介　　御詰衆　百五十石　（真源院様御代御侍名附）
○　篠山左次右衛門　　沢村宇右衛門組　五人扶持廿石　（寛文四年六月・御侍帳）


■　柴田吉左衛門　　(南東64-92　＊）
　　　　1、甚十郎
　　　　2、吉左衛門　　
　　　　3、吉左衛門
　　　　4、吉左衛門
　　　　5、尉助
　　　　6、只八（亭八・吉左衛門）　御中小姓

　　　　　　　　　何代か不明　吉左衛門
　　　　　　　　　　　　　（1）長岡監物組　五人扶持廿石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　　　　　　　　　　（2）奥田藤次郎組　五人扶持廿石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　　　　　　　　　　（3）御中小姓之御案内役并御駕役　御小姓頭之支配　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　廿石五人扶持、内五石一人扶持御足　（文政三年・士席以上名録）

　　　　　　　　　消息：細川家文書・御印之物より
　　　　　　　　　　有馬にて討死仕候牢人衆妻子ニ被下候御扶持方之事
　　　　　　　　一、五人扶持方　柴田吉左衛門尉跡
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　吉左衛門尉せがれ　　柴田万作
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同人　母
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同人　弟　　柴田安丞
　　　　　　　　　　　　　（大西弥左衛門尉・佐久間角助に関する記述略）
　　　　　　　　　　　　右之前永被為拝領　御印被仰上可給候、已上
　　　　　　　　　　　　　　　寛永拾五年四月廿一日　tadatoxi（忠利印）　　有吉頼母佐（花押）


○　柴田平助　　千次郎様御小姓　五人扶持御合力銀二十枚　（御侍帳・元禄五年比カ）


■　渋谷俊太郎　　(南東64-81　＊）
　　　　1、斎藤傳右衛門
　　　　2、渋谷次郎左衛門
　　　　3、　　　庄助　　（1）七十石　御奉行所根取　　（2）江戸定詰　百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川宗孝公御書出（享保十九年）百石
　　　　4、　　　衛八　　　　　　　　　　　　同上（写及び跡目拝領）覚
　　　　5、　　　俊太郎　　　　　四人扶持
　　　　　　

■　渋谷■周　　(南東64-90　＊）
　　　　　但馬守
　　　　　■安
　　　　　常省
　　　　1、宗忍
　　　　2、■的
　　　　3、■周　　　拾石五人扶持
　　　　4、久米十郎　　　　　　　　　　　　■りっしん偏に宗
　　　

■　嶋　伸士　　【丹後以来】　　（南東52-14）
　　　　　庄右衛門　 天正十年一色義有を御饗応の席にて被討果候節、一色之者と見誤、小腹を
　　　　　　　　　　　　鑓にて突候故、一時はかりして果候、米田・有吉にも劣るましき者にて有しに
　　　　　　　　　　　　惜しき事をしたりと後ニも被仰候と也、此節家断絶、
　　　　1、又左衛門・信由（甥）　　
　　　　　　　　　　　　（庄右衛門）甥又左衛門信由、金森法印（）之頼にて慶長七年豊前にて千石拝領、
　　　　　　　　　　　　有馬討死　　　　　　　　　　　　　　　　　（綿考輯録・巻九より）
　　　　　　　　　　　　千石内三百石二男庄右衛門へ分知（綿考輯録）
　　　　　　　　　　　　　　（1）馬廻組三番組　「丹後」　千石　（於豊前小倉御侍帳）　
　　　　　　　　　　　　　　（2）御馬廻衆・頭　千石　（肥後御入国宿割帳）
　　　　2、庄右衛門（又左衛門重次）
　　　　　　　　　　　　　　（1）千石　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　　　　　　　　　　　（2）有吉頼母允組　廿挺（頭）　千石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　　　　　　　　　　　（3）槙嶋半丞組　千石　(御侍帳・元禄五年比カ）　
　　　　　　　　　　　　　　（4）人持衆・番頭并組外衆　千石
　　　　3、権十郎（又左衛門・重正）
　　　　4、又左衛門・重明、正実（初・権八）　七百石　御番方一番組脇・御長柄頭　屋敷・内坪井
　　　　5、又左衛門
　　　　6、新七（又左衛門）
　　　　7、和学（又左衛門）
　　　　8、和学（又左衛門）
　　　　　　　　　　　　　文化六年五月（三拾挺頭）〜文政二年四月（依願免）鉄炮五十挺頭
　　　　9、駿次郎（又左衛門）
　　　　　　　　　　　　　文政十年閏六月（留守居切取触頭）〜文政十一年六月　川尻町奉行当分役
　　　　　　　　　　　　　文政十一年六月〜天保六年閏七月　五十挺頭
　　　　　　　　　　　　　天保六年閏七月〜天保八年三月　川尻町奉行
　　　　　　　　　　　　　天保八年三月〜天保十三年十一月　番頭
　　　　　　　　　　　　　天保十三年十一月〜弘化四年二月　奉行
　　　　10、権十郎（又左衛門）
　　　　　　　　　　　　　嘉永三年七月（大組附）〜嘉永四年十二月　川尻町奉行
　　　　　　　　　　　　　嘉永四年十二月〜安政二年二月　中小姓頭
　　　　　　　　　　　　　安政二年二月〜安政六年八月（病死）用人
　　　　11、権十郎（又左衛門・伸士）　千石
　　　　　　　　　　　　　明治二年三月（留守居大組附）〜明治二年十二月　中小姓頭

　　　　　　　　　註　種々侍帳他資料を散見出来るが全て「又左衛門」表記であるため、何代目の人
　　　　　　　　　　　　であるかの特定が出来ない。これらについては割愛した。



■　嶋　庄作　　（南東52-15）
　　　　1、勘助（庄右衛門・重知）　
　　　　　　　　　　　長岡帯刀組　五人扶持二十石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　　　　　　　　父又左衛門重次分知三百石　（綿考輯録）
　　　　　　　　　　　御詰衆・二番曽我三郎兵衛組　三百石　（御侍帳・元禄五年比カ）・・庄右衛門
　　　　2、庄右衛門
　　　　3、庄右衛門
　　　　4、十三郎（庄右衛門）
　　　　5、栄吉（庄右衛門）
　　　　6、栄次（庄右衛門）
　　　　7、勘助（庄右衛門）
　　　　8、十三郎（庄右衛門・庄作）　　三百石

　　　　　　　　　註　種々資料を散見出来るが全て「庄右衛門」表記である為、人物の特定が出来ない。


■　嶋田徳十郎　　（南東51-8）　　
　　　　　徳左衛門　加藤清正臣、忠広代浪人--京都
　　　　1、郷蔵　　　初・通玄院（細川利重）に仕、後細川宣紀（霊雲院）御附　　（先祖附）
　　　　2、郷右衛門　　　百五十石　御部屋付
　　　　3、郷右衛門（初・万平　伊大夫）
　　　　4、嘉津次　　御郡代当分　百五十石
　　　　　　　　　　　　　　天明五年十月〜天明七年十月　下益城郡代
　　　　　　　　　　　　　　寛政元年八月〜寛政二年十月　熊本町奉行、寺社奉行兼
　　　　　　　　　　　　　　寛政二年十月〜寛政四年九月　奉行副役
　　　　　　　　　　　　　　寛政四年九月〜文化五年閏六月　奉行
　　　　　　　　　　　　　　文化三年五月〜文化六年五月　大奉行助勤
　　　　　　　　　　　　　　文化七年七月〜文化十四年三月（致仕）大奉行
　　　　　　　　　　　　　　文化九年十月〜文化十四年三月（致仕）中老　千弐百石
　　　　　　　　島田撫松　名は貞孚、嘉津次と称し、撫松と号す。幼より聡明なる上に刻苦勉励しければ
　　　　　　　　　　　　　　　才名漸く高し。後身を藩政に致し家老職兼大奉行となる。禄千弐百石。
　　　　　　　　　　　　　　　宝暦の改正を成就するに最力あり。
　　　　　　　　　　　　　　　文政二年十月二日没す。年六十五。墓は本庄静安寺。
　　　　　　　　　　　著作：堀殿行状・・文化十二年君命により、前任の大奉行堀平太左衛門の行状を記した。
　　　　5、八郎兵衛（嘉津次・正進）　御中老二代目　千弐百石
　　　　　　　　　　　　　　文政五年二月（組外）〜文政五年十二月　番頭
　　　　6、熊五郎（四郎右衛門）　　御番頭　千百石
　　　　　　　　　　　　　　天保十一年十一月（中着座）〜安政三年十月（病死）番頭
　　　　　　　　　　　　　　弘化四年四月〜嘉永元年四月　鶴崎番頭
　　　　　　　　　　　　　　安政二年三月〜安政三年十月　　同上
　　　　7、長三郎（徳左衛門・徳十郎）　　千百石
　　　　　　　　　　　　　　文久三年七月（比着座）〜慶応三年十一月　　番頭
　　　　　　　　　　　　　　元治元年十月〜慶応元年閏五月（不時交替）鶴崎番頭
　　　　　　　　　　　　　　


■　嶋田九郎次　　（南東51-3）
　　　　　三大夫 　　　新庄越前守家臣・二百五十石
　　　　　平左衛門　　　　新庄家家臣、其後浪人　（先祖附）
　　　　1、忠右衛門　　　元禄八年九月召出　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 細川宗孝公御書出（享保十九年）百石
　　　　2、忠右衛門　　　　　　　　　　　　　　同上写（及び家督拝領）覚
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川重賢公御書出（寛延元年）百石
　　　　3、傳之允　百石　　　　　　　細川治年公御書出（天明六年）百石
　　　　4、源吾　　御用頭御留守居大頭并同列之二男末子弟御側御取次・御近習支配頭之支配
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　御小姓役根役、御給仕根役兼帯　二百石、内百石御足高
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　天保十年三月（御近習）〜＊＊　用人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎樹公御書出（文化九年）百石
　　　　5、傳之允（九郎次）　御備頭組江戸詰合之御家老仮触　百五十石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎護公御書出（弘化四年）百五十石

　　　　　　　　　何代か不明　（肥陽諸士鑑）
　　　　　　　　　　　　　　　*　忠右衛門　百石　御部屋付江戸詰御小姓組一番
　　　　　　　　　　　　　　　*　九郎次右衛門


■　嶋田平三　　（南東51-29）
　　　　　伊豫守光定
　　　　　　　・
　　　　　　　・
　　　　　平蔵
　　　　　　　・
　　　　　　　・
　　　　　養三　　松平越中守様御家召出（寛文十年）二百石
　　　　　五右衛門
　　　　1、平蔵（二男）　安永六年召出　（先祖附）
　　　　　　　　　　　　　　御奉行触御中小姓　定府　十石三人扶持
　　　　2、次兵衛
　　　　3、七郎（次兵衛・平三）　　百石


○　嶋田市左衛門　　留守居組・従是巳下　百石　（於豊前小倉御侍帳）
○　嶋田傳兵衛　　留守居組・従是巳下　二百石　（於豊前小倉御侍帳）
○　嶋田清助　　切米人数　拾石三人　（於豊前小倉御侍帳）
○　島田丹右衛門　　御詰衆・五番槙島半丞組　御預人・在宅　百五十石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　

■　嶋永金蔵　　（南東60-20　一代御中小姓）
　　　　1、加々美平左衛門
　　　　2、　　　　四郎左衛門
　　　　3、嶋永検校
　　　　4、　　　金蔵　　　
　　　　5、　　　庸之助（金蔵）　　　
　　　　6、　　　金之助（金蔵）

　　　　　　　　　何代か不明　金蔵
　　　　　　　　　　　　　　御小姓役・御近習支配頭之支配　定府　高百石之御擬作


○　嶋村三郎兵衛　　供之者・御扈従与也　三百石　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　　　　　　　　　　　御小姓組衆　二百石　（肥後御入国宿割帳）
○　嶋村善助　　　　　留守居組・従是巳下　百石　（於豊前小倉御侍帳）


■　下河邊次郎太郎　　（南東51-2）
　　　　1、十兵衛 　　万治三年召出・四百石（先祖附）
　　　　　　　　　　　　　有吉頼母允組　四百石（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　2、十兵衛
　　　　3、十兵衛
　　　　4、十兵衛
　　　　5、五郎次（十兵衛）　　三百石
　　　　6、熊之助（養子）　三百石
　　　　　　　　　　　　　　　細川斎樹公御書出（文化九年）三百石
　　　　7、熊太（甚左衛門）　　御番方木下平馬組　三百石
　　　　　　　　　　　　　　二百五十石　（肥後世襲士籍・文久二年）
　　　　8、次郎太郎　　御番方十番大河原次郎九郎組　二百五十石
　　　　　　　　　　　　　　　下河邊次郎太郎知行目録（万延元年）二百五十石

　　　　　　　　　何代か不明　
　　　　　　　　　　　　1、十兵衛　　御詰衆・二番曽我三郎兵衛組組脇　四百石（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　　　　　　　　　1、十兵衛
　　　　　　　　　　　　　　九平太・十兵衛高一　四百石　御番方二番御奉行所目付　屋敷・手取
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（肥陽諸士鑑）
　　　　　　　　　　　　1、十兵衛　　　宝暦元年二月（長崎留守居）〜宝暦二年九月　奉行
　　　　　　　　　　　　1、十兵衛宛　　　細川重賢公御書出（明和六年)三百五十石
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　在宅願頭書（熊本市史資料編第三編ｐ248）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　下河邉十兵衛、長崎御留守居被仰付候付き、在宅年限ニ候へとも引出願
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（明和三年三月）


○　下城四郎兵衛　　二百石　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　　　　　　　　　　 慶安三年九月御暇被申上候　（※）


■　下田源五右衛門　　（南東51-24）　
　　　　1、新右衛門　　妙解院様御代外様御鉄炮組被召■（先祖附）
　　　　2、小左衛門　　
　　　　3、幸兵衛
　　　　4、幸兵衛
　　　　5、才兵衛
　　　　6、猪之助（小左衛門・才兵衛）
　　　　7、源五右衛門　　組附御中小姓・横山藤左衛門組　廿石五人扶持


■　下田平三　　（南東51-25）
　　　　1、与左衛門・正定（林与左衛門）　御花畑内ニ被召置御庭方（先祖附）
　　　　　　　　　　　　　【細川忠利殉死】　寛永十八年四月廿六日
　　　　　　　　　　　　　　於・仏厳寺　介錯・仲光半助　後家并娘ニ十人扶持被下
　　　　2、与左衛門　与左衛門娘ニ出生之男子ニ十五歳ニ成候時--名跡被仰付
　　　　3、儀兵衛
　　　　4、儀兵衛
　　　　5、平蔵　　御知行取御近習御目付　百石
　　　　6、万五郎　　御用頭御留守居大頭并同列之二男末子弟御側御取次、
　　　　　　　　　　　　浜町御近習御次支配頭之支配　浜町御側御取次御櫛番　二百石、内百石御足高
　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎樹公御書出（文化九年）百石
　　　　7、平太（儀兵衛）　　新知百石
　　　　8、格助（新兵衛・平三）　　御番方八番牧多門組　百石


○　下田源右衛門　　切米人数　十石弐人　（於豊前小倉御侍帳）


■　下津縫殿　　（南東51-1）　
　　　　　久我右大臣道堅（道興） ・・・先祖附には久我右大将道興とある
　　　　　棒庵（三男　将監　宗秀　捧庵トモ）　
　　　　　　　　　　　　　　（織豊大名家臣団辞典西国編−細川氏−下津氏）　　　　
　　　　　　　　　　　　　元鹿苑寺僧、還俗して加藤清正臣（加藤家侍帳：弐千二十七石四斗九升）
　　　　1、将監（内記宗政・有安）
　　　　　　　　　　　　　（1）人持衆、番頭并組外衆　千石　
　　　　　　　　　　　　　（2）千八十三石　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　　　　　　　　　　（3）△八十三石　（真源院様御代御侍免撫帳）・・ママ
　　　　　　　　　　　　　（4）御知行御合力米御御扶持方被遣衆・現米十三石余　（寛文四年六月・御侍帳）・・有安
　　　　　　　　　　　　　弟・東久世家祖−通廉
　　　　2、縫殿・休也　　人持衆併組迯衆　千石　（真源院様御代御侍名附）・・清吉
　　　　　　　　　　　　　　　沢村宇右衛門組　千石　（寛文四年六月・御侍帳）・・縫殿助
　　　　3、久馬・通久　　人持衆併組迯衆　小笠原組　千石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　4、久馬・宗顕　　千石　着座御備頭　十番　屋敷・宮内
　　　　5、久馬（吉次郎・通政）
　　　　　　　　　　下津久馬　名は通政、質直人を愛し、剣槍射法に長じ、又茗利に深し。
　　　　　　　　　　　　　　　　　最も俳諧を嗜む。
　　　　　　　　　　　　　　　　　安永七年十一月三日没す。年五十六。
　　　　6、政之助（久馬・将監）
　　　　　　　　　　　　　　　明和八年六月〜寛永元年十月　小姓頭
　　　　　　　　　　　　　　　寛政元年十月〜寛政九年十一月　御留守居大頭
　　　　7、久馬　　　　　　 寛政十二年九月〜文化五年七月　小姓頭
　　　　　　　　　　　　　　　文化五年七月〜文化六年五月　奉行（大奉行助勤）
　　　　　　　　　　　　　　　文化六年五月〜文化八年一月　大奉行
　　　　8、勇熊（久馬）　　文政十二年九月〜天保三年十一月　番頭
　　　　　　　　　　　　　　　天保三年十一月〜天保十年二月　奉行
　　　　　　　　　　　　　　　天保十五年九月〜弘化五年二月　番頭
　　　　　　　　　　　　　　　弘化三年四月〜弘化四年四月　鶴崎番頭
　　　　9、熊人（久馬・縫殿・工馬）　　　千石
　　　　　　　　　　　　　　　嘉永七年四月〜文久三年三月　番頭
　　　　　　　　　　　　　　　文久三年三月〜慶応三年三月　小姓頭
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　慶応二年二月縫殿ト改名
　　　　　　　　　　　　　　　慶応三年十月（大組附）〜明治二年五月　番頭
　　　　　　　　　　　　　　　明治元年閏四月〜明治二年二月　大奉行

　　　　　　　　註　種々資料を散見できるが全て「久馬」表記であるため、人物の特定が出来ない。
　　　　　　　　参考：時慶記（慶長五年・七年）に、棒庵と時慶卿との頻繁な交流が伺える。
　　　　　　　　　　　　又、慶長七年七月十三日項に「棒庵息女ナア」の名が見える。


○　下津忠左衛門　　十二番津田治左衛門組　御銀所御目付　八木弐十石　（御侍帳・元禄五年比カ）


■　下林貞右衛門　　(南東64-91　＊）
　　　　1、太郎右衛門
　　　　2、喜助（太郎右衛門）
　　　　3、貞右衛門


■　下林庄十郎　　（南東60-19　一代御中小姓）
　　　　1、森平
　　　　2、森右衛門（庄助）
　　　　3、伴右衛門　　御番方・牧新五組　高百石之御擬作
　　　　4、藤八（庄助）
　　　　5、熊之允（庄左衛門・庄十郎）
　　　


■　下村作衛　　（南東51-7）
　　　　1、五兵衛・一正　　寛永三年被召出　（先祖附）
　　　　　　　　原城にて武功之面々御褒美被下候--黄金一枚袷単物帷子五宛（綿考輯録・巻四十九）
　　　　　　　　　　　　（1）供之者・御扈従与也　百五十石　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　　　　　　　　　（2）御小姓組衆　百五十石　（肥後御入国宿割帳）　
　　　　　　　　　　　　（4）三百石　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　　　　　　　　　（4）清田石見組　三百石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　2、与右衛門・正門（養子　実・加々山休悦子　一睡）　
　　　　　　　　　　　　　　長岡監物組　十人扶持　(寛文四年六月・御侍帳）
　　　　3、助九郎（五兵衛）
　　　　4、源兵衛・一昌（実・弟）　
　　　　　　　　　　　　　　御詰衆・五番郡源内組・三百石　源兵衛事下村源左衛門　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　5、源五右衛門（養子　実・須佐美源右衛門弟　初・左兵衛信胤）
　　　　　　　　　　　　　　御奉行目付御側鉄炮頭御番方七番　屋敷・塩屋町
　　　　6、源兵衛　　　宝暦三年一月〜宝暦八年七月　下益城郡奉行
　　　　7、源次　　御知行被召上候　宝暦九年七月廿三日　高二百石・貶
　　　　8、源之允
　　　　9、源兵衛（喜内）
　　　　10、作衛　　　御留守意御中小姓列・御留守意御中小姓触頭触組　　八人扶持

　　　　　参考：「史料・細川家文書（二）」（熊本大学・国史研究室）より
　　　　　　　　　　　　　　　　「覚」抜粋　　　　寛永年中　辰ノ十月十五日とある
　　　　　　　　下村五兵衛儀むすこを持不申ニ付賀（々脱カ）山主馬おハ早兵衛を養子ニ仕度之由申上候事

　　　

■　下村玄晏　　(南東64-88　＊）
　　　　　藤左衛門
　　　　　新兵衛
　　　　1、周伯
　　　　2、周伯
　　　　3、三碩
　　　　4、玄晏　　　五人扶持


○　下村巳安　　三斎様御附中津ニ相詰候衆　二百石　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　　　　　　　　　「伝蔵か父ハ下村己安と申候而山本勘助か孫也、勘助河中嶋ニ討死いたし候時、嫡子・二男
　　　　　　　　　　　　　共ニ討死、三男ハ幼少ニ有之候しを、家女かくし置、後ニ下村安笑と申候、其子下村己安三
　　　　　　　　　　　　　斎君於豊後召出、御知行三百石被下、伝蔵も部屋住の時より百石拝領、八代江も被召連候、
　　　　　　　　　　　　　原城後百石御加増、後ニ伝右衛門と改申候、三斎君・立允主も御死去後、丹後守殿ニ相勤、
　　　　　　　　　　　　　其後御暇申候而熊本二而致病死、其子孫当時南郷一領壱匹下村伝右衛門也」
　　 下村傳蔵（巳安子）　三斎様御附中津ニ相詰候衆　百石　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　　　　　　　　　　「弐百石--下村傳蔵　右者松井右近子孫作ニ志うと（舅）ニ而御座候」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（正保三年三月十六日付・八代侍衆知行高之覚--丹羽亀之允言上之覚・所収）
○　下村順庵　　外様御医師　南郷　七人扶持　(御侍帳・元禄五年比カ）


○　写内久左衛門　　御台所衆　百五十石　（肥後御入国宿割帳）


■　首藤十次郎
　　　　　主馬 　　　　　　豊後大友家家臣・・・・加藤主計頭臣
　　　　　弥五左衛門　　加藤家臣・・・浪人
　　　　1、次郎左衛門　（弟カ・・・先祖附付箋下）妙解院様御代歩小姓被召出　（先祖附）
　　　　　　　　　　　　原城にて武功之面々御褒美被下候（肥後様衆）寛永十五年九月朔日
　　　　　　　　　　　　白銀五枚小袖二　　後百五十石被下　　　　（綿考輯録・巻四十九、五十）
　　　　　　　　　　　　　　（1）御詰衆　百五十石　（真源院様御代御侍名附）　
　　　　　　　　　　　　　　（2）百五十石　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　　　　　　　　　　　（3）清田石見組　百五十石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　　　　　　　　　　細川光尚公御書出（寛永廿年）百五十石
　　　　　　　　　　　　　　　　　細川綱利公御書出（寛文元年）百五十石
　　　　2、小左衛門　　　　八代御城付　百五十石　(御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　3、宇左衛門（初・猪左衛門）
　　　　　　　　　　　　（松井文庫蔵八代町図に八代御城附の首藤伊左衛門の屋敷が確認される）
　　　　4、次郎左衛門（初・市左衛門・之政）　（1）百五十石　八代御城付　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　（2）御知行被召上候　宝暦八年七月廿七日　高百五十石・上知
　　　　　　　　　　　　　細川宗孝公御書出（享保十九年）百五十石
　　　　　　　　　　　　　　　　　細川重賢公御書出（寛延元年）百五十石
　　　　5、十次郎（養子）　　　　　八代御城付　百石
　　　　　　　　　　　　　首藤十次郎知行所付目録（宝暦八年）
　　　　　　　　　　　　　　　　　細川重賢公御書出（明和六年）百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　首藤十次郎知行目録（明和六年）
　　　　　　　　　　　　　　　　　細川治年公御書出（天明六年）
　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎茲公御書出（天明八年）
　　　　　　　　　　　　　　　　　首藤十次郎知行相続
　　　　　　　　　　　　　　　　　首藤十次郎知行差紙
　　　　6、才喜　　　　　　　御番方・松下清蔵組　百石
　　　　7、十左衛門　　　旧知百石
　　　　8、貞之允　　　　　　御番方六番・益田弥市右衛門組　七十石
　　　　9、十次郎　　　　　　百石

　　　　　　　何代か不明　　首藤市大夫宛　細川宣紀公御書出（正徳六年）百五十石


■　首藤長次郎　　（南東62-15　十代相続寸志）
　　　　1、次郎兵衛
　　　　2、小十郎　　　　
　　　　3、熊五郎（次郎兵衛）
　　　　4、長次郎


■　樹下一平　【青龍寺以来】　　（南東51-6）　参考サイト：生源寺氏/樹下氏
　　　　　左近太夫治元
　　　　1、左馬之助（入道寿斎）【田辺城籠城】　　
　　　　　　　　　此時迄ハ御合力にて被召置候ひしか、田辺の首尾よかりしとて、三百五十石
　　　　　　　　　被下候、父は江州坂本山王の神主樹下左近太夫治元（領三万石浅井備前守
　　　　　　　　　妹婿也）其嫡子左近元国病気によりて、法躰入斎と改、二男左馬之助之治親
　　　　　　　　　の跡を継、天正元年浅井一族ほろひ、左馬助も所領改易せられ、坂本の在所
　　　　　　　　　江引込、入道寿斎と改、父左近已来御入魂のゆえを以、青龍寺にても御懇、
　　　　　　　　　丹後江御入国已後も朝夕参上、御碁の御相手なと仕、御伽相勤申候、御籠城
　　　　　　　　　之節生源寺大炊（弟）と両人に被仰付、古郷江加勢の人数申遣候、豊前入国
　　　　　　　　　之節、寿斎兄入斎、入斎子作蔵御供仕候、其後三人共に病死仕候
　　　　　　　　　　　三斎様御付中津ニ相詰候衆　三百五十石　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　2、右衛門　　　　　　　
　　　　　　　　　丹後にて忠興君御児小姓被召出候、関原御陳にも御供、豊前にて御知行弐百
　　　　　　　　　石、有馬御陳にも御供働申　　　　　　　　　　　　　　　　　 （綿考輯録・巻五）
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　原城にて武功之面々御褒美被下候--黄金一枚袷単物帷子五宛
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（綿考輯録・巻四十九）
　　　　　　　　　　　三斎様御付中津ニ相詰候衆　　二百石　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　3、山三郎（團之允）　　
　　　　　　　　　山三郎親掛にて相勤、百石被下、有馬にも御供、跡目の御知行弐百石、親掛之
　　　　　　　　　節の御知行百石、都合三百石被下　　（綿考輯録・巻五）
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　原城にて武功の面々御褒美被下候--黄金一枚袷単物帷子五宛
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（綿考輯録・巻四十九）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（1）御小姓組　百石　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2）御鉄炮頭衆　三百石　（真源院様御代御侍名附）　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（4）三百石　（真源院様御代御侍免撫帳）・・団丞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（4）清田石見組　廿挺（頭）三百石　（寛文四年六月・御侍帳）・・団之丞
　　　　　　　　　　　　　　　細川綱利公御書出（天和三年）三百石-団蔵宛
　　　　4、團之允・之重（養子　右衛門二男九郎太夫子　小名・宮之介　入道叔水）
　　　　5、團之允・元次（初・小藤太）　三百石　御留守居御鉄炮十丁頭　屋敷・内坪井
　　　　6、團之允
　　　　7、作蔵（團之允）
　　　　8、宮之助（團之允）
　　　　9、山三郎（右衛門、嘉内））　　
　　　　10、一平　　御番方七番鎌田軍之助組　三百石
　　　　　　　　　御所のもと軍の時門出する折
　　　　　　　　　　「ことしあらば君の為にとかねて思ふ心の誠けふぞ試めさむ」
　　　　（11）一雄（元古）神風連志士・自刃　於柿原鳴岩（25歳）・・介錯大矢野源水（大矢野氏参照）
　　　　　　　　　遺詠
　　　　　　　　　　「久方の天にのぼりて今日よりは神の御軍の魁をせむ」
　　　　　　　　　　「世のつねの手向はうくじ軍してわがなき魂をなぐさめよ君」　


●　樹下佐左衛門（初大炊助　清忍）・・寿斎弟　　生源寺氏項再褐
　　　　　　　（1）馬廻組三番　「青龍寺」　八百石　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　　　　（2）御馬廻衆　三百石　（肥後御入国宿割帳）


○　樹下九郎太郎　　十二番牧平左衛門組　二百石　（真源院様御代御侍名附）
　　　　　　　　　　　　　 二百石　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　　　　　　　　　　 二百石　寛文三年十二月拾九日　御暇　（※）
○　樹下団之助　　御詰衆・十一番西山八郎兵衛組　三百石　（御侍帳・元禄五年比カ）

○　樹下作右衛門　
　　　　　　　姉--北村次右衛門・室（次右衛門死去に伴い作右衛門知行所に引き取りの届け）
　　　　　　　　　　寛永六年七月二十七日（福岡県史・近世編　細川小倉藩・二　ｐ316）


■　小代八郎　　（南東52-16）　
　　　　　伊勢守・親水
　　　　　下総守・親泰　　加藤家侍帳・四千百三十五石五斗三升
　　　　1、市正（清兵衛　下総・至休）　　
　　　　　　　　　　　　人持衆併組迯衆　百五十人扶持　（真源院様御代御侍名附）・・下総守
　　　　　　　　　　　　御知行御合力米御御扶持方被遣衆・百五十人扶持　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　2、五郎兵衛・親重　　　
　　　　　　　　　　　　人持衆并組外衆　甚左衛門組　四百石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　3、清兵衛・重寛（初・才助）
　　　　　　　　　　　　才助−大木弥一右衛門組　八人扶持・才兵衛嫡子、寅ニ四才　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　4、孫次郎・親忠（五郎兵衛）　四百石　大組附御鉄炮頭　屋敷・古京町
　　　　5、左平太・親之　　　大組附・三百石　元文元辰十一月廿七日
　　　　6、平之允・直安
　　　　7、八百八・行平
　　　　9、平之允・行高
　　　　10、次郎助・行俊
　　　　11、八五郎・行敬（五郎右衛門・八郎）

　　　　　　　参考　　（武家家伝−小代氏）
　　　　　　　　　　　秀吉朱印状−佐々重備判物−佐々成政判物−清正判物（三件）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　−清正宛行状−小出秀政・福島正則連署状
　　　　　　　参考　佐々豊水編・小代家古文書（上妻文庫-27
　　　　　　　参考　小代家系図并旧記　小代文書（新熊本市史関係資料-４　肥後古記集覧）


■　小代常勝　　（南東52-17）　　
　　　　1、九十郎（清兵衛）　　本家五代小代左平太・分知　　百石
　　　　　　　　　　　　　　細川重賢公御書出（明和六年）兄左平太依願分知
　　　　2、七郎右衛門　　御小姓組・小坂半之允組　百石　御花畑御座敷支配役
　　　　3、五郎兵衛（三郎左衛門・三郎右衛門）　　新知百石
　　　　4、権之進　　嶋田四郎右衛門組・御番方三番組　百石
　　　　5、常勝　　　　百石

　　ジョウジョウ
■　上条新八　(肥陽諸士鑑）
　　　　1、八右衛門　　御側物頭列・御長柄頭　五百石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　　　　　　二男角右衛門-磯野家ニ入り左兵衛氏貫（初・氏実）--（肥陽諸士鑑）
　　　　2、新八　　　　　五百石　御小姓組一番　屋敷・京町　（肥陽諸士鑑）


○　上条又十郎　御使番衆　五百石　（真源院様御代御侍名附）
　　　　　　　　　　　五百石　宇土（采地カ）　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　　　　　　又十郎
　　　　　　　　　新知五百石被下、十五年（寛永）七月比也、原城武功迄にても無之、兼而監物取成
　　　　　　　　　を以可被召出者と見江申候、初ハ三十人扶持被下置候　（綿考輯録・巻五十）
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　（寛永十五年）八月五日、監物より言上（抜粋）
　　　　　　　　　上条又十郎儀被召出、御知行五百石被為拝領候、其上今度有馬ニての様子よく被聞
　　　　　　　　　召入候通御直ニ被仰聞、私迄も忝奉存候、（以下略）　　長岡監物　住江元馬助殿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（綿考輯録・巻五十九）

○　上条角大夫　長岡監物組・廿挺　五百石　（寛文四年六月・御侍帳）
○　上条新右衛門　奥田藤次郎組　御切米所・十人扶持役料二十石（御侍帳・元禄五年比カ）


■　正垣九十郎　　（南東51-21）
　　　　　源左衛門　　毛利殿内ニ勤居・・・其後浪人・・・古監物方相勤
　　　　　源左衛門　　米田甚内方勤居・・・甚内死去ニ付浪人
　　　　1、又蔵　　　　貞享三年歩御小姓御奉公・・被仰渡　（先祖附）
　　　　2、源左衛門
　　　　3、源内（源左衛門・七左衛門）
　　　　4、又之允
　　　　5、源内（七左衛門）　天明六年十二月　正垣七左衛門（弓師役）在宅引出願
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　但、七左衛門御中小姓以来在宅ニ而候処、御擬作被下御番方被仰付候付、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　改メ在宅願可有候処、其儀無之無心付奉恐入との趣、頭より引取達
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（熊本市史資料編第三編ｐ253在宅願頭書）
　　　　6、九十郎　　射術師役　百石
　　　　　　　　　　　　　正垣九十郎知行目録（万延二年）百石
　　　　　　　　　　　　　　　　 細川慶順公御書出（万延二年）百石


■　生源寺　市　【青龍寺以来】　　（南東51-5）　参考サイト：生源寺氏/樹下氏
　　　　1、（樹下）大炊之助（入道甚斎）　【田辺城籠城】
　　　　　　　　　　嶺山城に居候か、直ニ田辺にきたり、籠城いたし候、追手右の持口嶺山衆各と有内なる
　　　　　　　　　　へし、もとハ江州坂本の者なり、浅井備前守旗下にて、信長にハ敵筋に候得とも、藤孝君
　　　　　　　　　　御年比の者故、青龍寺に比召寄御合力、米五十石ニ而御側ニ被召出、丹後へも被召連、
　　　　　　　　　　今度御人数少く御座候間、旧郷に人数可申遺由、樹下左馬助と両人に仰付られ、其段申
　　　　　　　　　　遺、寿下入斎人数催罷越候　（中略）
　　　　　　　　　　参着之節は関原落去之砌にて、直ニ人数ハ返し、御褒美として幽斎君より三原の御腰物
　　　　　　　　　　拝領、法躰仕候節、斎の字を被下、甚斎と改候様被仰付、其節も御脇差拝領、果候迄御
　　　　　　　　　　城内北の丸櫓御預被置候
　　　　　　　　　樹下佐左（右）衛門　（大炊助　清忍）
　　　　　　　　　　　（1）馬廻組三番　「青龍寺」　八百石　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　　　　　　　　（2）御馬廻衆　三百石　（肥後御入国宿割帳）
　　　　2、市兵衛　　
　　　　　　　　　　嫡子市兵衛、幼年より三斎様御懇之者にて、大阪御陳之節、御知行百石、盛昌之御腰物、
　　　　　　　　　　於御陣所拝領、寛永九年五月百石御加増、豊前にて志水伯耆組何某取籠候節、市兵衛
　　　　　　　　　　二被仰付、討果候、左之肩ニ疵を負申候、　右市兵衛御歩頭仰付候砌、意趣を含候もの有
　　　　　　　　　　之よし、三斎君被聞召、御附人被仰付候而、御直筆之御書拝領　（綿考輯録・巻五）

　　　　　　　　　　（大阪御陳）手ニ合候者--七月朔日御饗応、御褒美被下候
　　　　　　　　　　　知行百石　盛昌之御脇差、御陳所二而拝領　御側を不放居申候と也　（綿考輯録・巻十九）　
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　（1）供之者・御扈従与也・馬具方　「青龍寺」　二百石　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　　　　　　　　　（2）御小姓組衆　二百石　（肥後御入国宿割帳）
　　　　　　　　　　　　（3）御小姓衆（組）　二百石
　　　　3、助之允　　　　八代御城付衆　二百石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　4、平助　　　　細川綱利公御書出（天和三年）二百石
　　　　5、市兵衛・照直（養子　実・佐々布八兵衛四男　初・五郎兵衛）
　　　　　　　　　　　　　　二百石　御番方二番組同組脇　屋敷・千反畑
　　　　6、助之允　　　
　　　　7、市兵衛　　　　御鉄炮頭　二百石
　　　　8、平助
　　　　9、角平（助之允）　　御近習　二百石
　　　　10、平助（一太郎）　（1）歩御使番　御中老支配　二百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　（2）千石　（肥後御家中新旧御知行附）
　　　　　　　　　　　天保六年二月（廿挺頭）〜天保十四年一月　忠小姓頭
　　　　　　　　　　　天保十四年一月〜天保十五年九月　小姓頭
　　　　　　　　　　　天保右十五年九月〜弘化二年八月　留守居番頭
　　　　　　　　　　　弘化二年八月〜弘化四年八月（病死）番頭
　　　　11、市十郎（市兵衛・市）　　御鉄炮十挺頭　二百石

　　　　　　　参考：生源寺市十郎　八代与力衆　二百石　（真源院様御代御侍名附）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二百石　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　　　　　　　　生源寺平八　　八代御城付　組脇　二百石　(御侍帳・元禄五年比カ）


■　庄野助市　　（南東51-22）
　　　　　権兵衛 　　　　加藤肥後守家来（新美八左衛門組）
　　　　1、藤兵衛　　　　妙応院（綱利）代召出　（先祖附）
　　　　2、角之允
　　　　3、彦左衛門
　　　　4、市助
　　　　5、吉蔵（市助）
　　　　6、藤七（市助）
　　　　7、弥八郎（市助）
　　　　8、大助（助市）　　　御番方十二番須佐美権之允組　百石

　　　　　　　　　　　註　　市助表記にて種々資料が散見されるが人物の特定が不可能
　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎護公御書出（弘化四年）百石

■　庄林曽太郎　　（南東51-11）
　　　　1、隼人佐（小太郎・淡路）　　
　　　　　　　　　加藤清正十六将の一人（千三百八十二石三斗八升）
　　　　　　　　　加藤清正の名言　（汝らはひとしく予が股肱腹心なり、使うところはその器に従うのみ）
　　　　　　　　　寛永十年三月十九日付　榊原飛騨守書状（忠利様・人々御中）
　　　　　　　　　　　庄林隼人・出田宮内両人御かゝへ被成候由、可然人之様ニ承及候
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（綿考輯録・巻三十五）
　　　　　　　　　　　人持衆、番頭并組外衆　六千三百石
　　　　　　　　　　　　　　 　細川忠利公宛行状（寛永十年）六千三百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川光貞公宛行状（寛永十八年）　同上
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　庄林隼人上知配当目録（正保二年）
　　　　　　　　　　　　参考　墓地熊本市横手・禅定寺
　　　　2、仁右衛門
　　　　3、仁右衛門　浪人（先祖附）
　　　　4、仁右衛門　　　　同上
　　　　5、孫七　　　　　　　同上
　　　　6、藤助
　　　　7、弁助
　　　　8、寛次郎（弁助）
　　　　9、覚兵衛
　　　　10、曽太郎　　御擬作高百石

　　　　　　　　　　　参考　隼人佐　其の他「判物」など
　　　　　　　　　　　　　加藤清正判物（三件）−加藤清正黒印状など
　　　　　　　　　　　史料：荘林隼人覚書
　　　　　　　　　　　肥後古記集覧巻二十「中原雑記」より
　　　　　　　　　　　　　　庄林隼人佐入道自休------------庄林伯老--------猿之助
　　　　　　　　　　　　　　　　山鹿郡上内田光台寺屋敷ニて御死去　　　　　後二改淡路　　　　　　　　後隼人／細川忠利公ニ被召出
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　墓有／此隼人佐清正公ニ御勤也　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 御知行七年（ﾏﾏ）三百石也　


○　庄林十兵衛　　三斎様御附中津ニ相詰候衆　百石　（於豊前小倉御侍帳）


■　庄（荘）村省三　　【丹後以来】　（南東51-9）
　　　　1、五郎右衛門　御門番衆　百石　（豊前）
　　　　2、仁左衛門　　（1）台所人　十石五人扶持　豊前　　
　　　　　　　　　　　　　　（2）組外衆　百石　（真源院様御代御侍名附）
　　　　　　　　　　　　　　（3）百石　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　　　　　　　　　　　（4）御留守居衆・田中左兵衛与　百石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　3、八助　　　　　　　御奉行処触組　御勘定役　百石・御役料米三十石　（御侍帳・元禄五年比カ）・・八郎？
　　　　4、五郎右衛門・政長　百石　御番方　十二番　屋敷・内坪井
　　　　5、五郎右衛門
　　　　6、仁左衛門　　　御番方　百石
　　　　7、八助　　　　　　庄村八助知行（年代不明）百石
　　　　8、新平（五郎右衛門）
　　　　9、市太郎（一郎助）　　（1）須佐美権之允組御留守居御番方　百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2）八代御城付八代御番頭組　百石
　　　　　　　　　　　　市太郎　　天保八年四月〜弘化元年四月　阿蘇南郷郡代
　　　　　　　　　　　　一郎助　　慶応二年四月〜慶応三年十二月　高瀬町奉行
　　　　10、助右衛門（省三）　　　百石 　

　　　　　　　　　何代か不明　五郎右衛門
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宝暦二年三月〜＊＊　　　鶴崎郡代
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　明和元年十一月頃〜　　　宇土郡代
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　明和元年＊〜明和四年　　八代郡代
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

○　庄村五左衛門　　御門番衆　百石　（肥後御入国宿割帳）


■　城　市郎　　（南東51-14）
　　　　1、角之進
　　　　2、権兵衛　　山崎傳左衛門組　五人扶持廿石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　3、弥三右衛門（初・角之進貞高）　佐敷・山本三郎右衛門組　日奈久御番　百石　(御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　4、角之進（初・平助貞顕）　百石御番方七番　屋敷・千反畑
　　　　5、権兵衛　　百石
　　　　6、角之進　　（1）八代付御改御中小姓被仰附候
　　　　　　　　　　　　（2）御番方・嶋田正之進組　高百石之御擬作
　　　　7、助左衛門
　　　　8、十郎太郎
　　　　9、市郎　　　　　　御中小姓カ　百石


■　城　安太　　（南東51-15）　
　　　　左馬之助　　加藤主計頭臣
　　　　七左衛門　　加藤越後与力・・・加藤家改易により浪人
　　　　1、藤九郎　　寛永十四年歩御使番ニ被召出　（先祖附）
　　　　2、藤九郎・冬貞　
　　　　　　　　　　　　御詰衆・六番岩越忠右衛門組　在宅百石　親隠居ニ而親ノ如ニ改　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　3、安右衛門（養子　兼政）百石　御郡奉行　矢先・千反畑
　　　　4、藤九郎
　　　　5、勝右衛門　　　十二番　百石御擬作　宝暦十ニ午七月廿八日跡式
　　　　6、茂三郎　　　　八代御城付八代御番頭組　高百石之御擬作
　　　　7、夘七郎（七左衛門）
　　　　8、彦太郎（安右衛門・安太）　　御擬作百石

　　　　　　　　何代か不明　藤九郎
　　　　　　　　　　　　　宝永六年二月〜　　　　　八代郡奉行


■　城直次郎　　(南東64-93　＊）
　　　　1、市右衛門
　　　　2、小右衛門
　　　　2、七兵衛
　　　　4、七兵衛
　　　　5、一右衛門
　　　　6、直次郎　　　御奉行触御中小姓　定府　廿石五人扶持


■　城十右衛門　　（南東60-21　一代御中小姓）
　　　　1、越後守
　　　　2、惣左衛門
　　　　3、擬左衛門
　　　　4、次大夫
　　　　5、甚平
　　　　6、次大夫（十平）
　　　　7、嘉蔵（平左衛門・十右衛門）　御番方松下清蔵組　百石
　　　　8、治部右衛門　　擬百石
　　　　9、四郎八
　　　　10、熊雄（十右衛門・十助）　　御擬作高百石


■　條　嘉一兵衛　　(南東64-94　＊）
　　　　1、弥三
　　　　2、吉兵衛
　　　　3、三郎右衛門
　　　　4、嘉市
　　　　5、嘉一兵衛
　　　　6、常助(嘉一兵衛）


■　白井一五（カズゴ)　　（南東51-16）
　　　　1、太左衛門（三郎兵衛）　
　　　　　　　　　松平薩摩守家、喜入摂津守与申者太左衛門伯母婿
　　　　　　　　　摂津守方ヨリ長岡佐度江頼　　寛永十年召出三百石（先祖附）
　　　　　　　　　御小姓組　三百石
　　　　　　　　　【転切支丹】　寛永十三年七月十三日　法華宗に罷成り・・（勤談跡覧−肥後藩之切支丹）
　　　　2、次郎右衛門
　　　　3、次右衛門（初・政右衛門）
　　　　　　　　　有吉頼母允組　三百石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　　　　　　（松井文庫蔵八代町図に八代御城附の白井政右衛門の屋敷が確認できる）
　　　　4、岡右衛門・元政（養子）　三百石　八代御城付
　　　　5、次右衛門　　八代御城付三百石
　　　　6、清兵衛
　　　　7、立之助（源左衛門）
　　　　8、競太郎（競之允・一五）　御番方五番・沢村八之進組　三百石

　　　　　　　　　何代か不明　次右衛門　御普請御作事頭（士席以上御礼之次第并名前御知行高）
　　　　　　　　　　　同上　　　次郎右衛門　八代御城付　三百石　(御侍帳・元禄五年比カ）


■　白井喜三　　（南東51-17）
　　　　　甚兵衛　　霊心院（綱利女伊津・清水勝貞室）附歩小姓
　　　　　左随　　　　清水縫殿（勝貞）家来
　　　　1、甚兵衛　　享保十三年九月　御掃除坊主召出（先祖附）
　　　　2、喜三右衛門
　　　　3、伍五郎（喜三右衛門）
　　　　4、又熊（甚兵衛・喜右衛門・懋・喜三）

　　　　　　　　　何代か不明　喜三右衛門　御前様御付役　百石（士席以上御礼之次第并名前御知行高）


■　白井仙益　　(南東64-83　＊）
　　　　1、白井小大夫
　　　　2、林　元長
　　　　3、林　需川
　　　　4、白井仙益　　百石　清高院様（綱利）付御医師　江戸定詰
　　　　5、　　　仙益　　御知行被召上候　安永四年三月　拾石拾人扶持


○　白井半助　　留守居組・従是巳下　二百石　（於豊前小倉御侍帳）
○　白井右衛門助　　留守居組・従是巳下　百五十石　（於豊前小倉御侍帳）
○　白井兵助　　船頭　三百石　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　　　　　　　 御船頭衆　（肥後御入国宿割帳）
○　白井弥五之助　　六番槙嶋半丞組　三百石　（真源院様御代御侍名附）


■　白石傳太　　（南東51-18）
　　　　1、三休　　寛文二年被召出・御擬作高百石（先祖附）
　　　　　　　　　　（1）志水久馬介組　八人扶持十石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　　　　　　　（2）宮川全右衛門触組・卯年より如此被仰付候　五人扶持弐拾石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　2、傳内
　　　　3、傳内
　　　　4、清兵衛　　（1）御小姓役　百石　　（2）二百石
　　　　　　　　　　　　　　　　天明八年十一月〜寛政四年九月　上益城郡代
　　　　　　　　　　　　　　　　寛政四年九月〜寛政八年九月　玉名郡代
　　　　　　　　　　　　　　　　寛政九年二月〜享和三年六月　奉行副役
　　　　　　　　　　　　　　　　享和三年六月〜文化十三年十二月（致仕）奉行
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎樹公御書出（文化九年）二百石
　　　　　　　　白石清兵衛　名は惟長、藩に仕へ奉行職となる、曾て玉名郡代たりし時小代山
　　　　　　　　　　　　　　　　松樹栽植に心を用ひ、今其澤を蒙れり。
　　　　　　　　　　　　　　　　天保元年二月二日没す。享年八十三。
　　　　5、次郎作（養子）　　御使番・御中老支配　三百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎護公御書出（文化九年）三百石
　　　　6、右源（清兵衛・傳太）　須佐美権之允組御留守居御番方　二百五十石　　又、三百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川斎護公御書出（弘化四年）二百五十石

　　　　　　　　　　何代か不明　傳内
　　　　　　　　　　　　　　　　宝暦五年二月〜宝暦五年三月　合志郡郡代
　　　　　　　　　　　　　　　　宝暦五年三月〜明和九年十一月　玉名郡代
　　　　　　　　　　　　　　　　明和二年二月〜　　　　　　　　　　芦北郡代
　　　　　　　　　　　　　　　　明和六年五月〜　　　　　　　　　　合志郡代
　　　　　　　　　　　　　　　　明和九年十二月〜安永二年八月　上益城郡代


■　白石　忠　　（南東51-23）
　　　　1、久左衛門　　貞享元年召出　（先祖附）
　　　　2、安兵衛
　　　　3、甚大夫　　御勘定頭　百石御足五十
　　　　4、又助　　　　百五十石
　　　　5、七兵衛　　御番方・嶋田正進組　百五十石
　　　　　　　　　　　　　細川斎樹公御書出（文化九年）百五十石
　　　　6、足助（甚大夫・安兵衛）　御番方十二番須佐美権之允組　百五十石
　　　　7、忠右衛門（忠）　　百五十石


■　白石勘五　　(南東64-84　＊）
　　　　　弾正
　　　　　左衛門
　　　　1、何右衛門
　　　　2、勘之允
　　　　3、才右衛門
　　　　4、勘五　　　　御中小姓


■　白石伝弥
　　　　1、左近
　　　　2、三郎右衛門
　　　　3、久右衛門
　　　　4、六兵衛
　　　　5、三休　　（1）志水久馬介組　八人扶持十石
　　　　　　　　　　　（2）宮川金右衛門触組　卯年ヨリ如此被仰附候　五人扶持廿石
　　　　　　　白石三休　曾て蘭斎の門に学び業成りて帰り、命を以て道を諸士の家に講ぜり。
　　　　　　　　　　　　　　享保二十年十月二十三日没す。
　　　　6、万平
　　　　7、伝平
　　　　8、伝弥　　百石　御儒者御小姓役　屋敷・御昇丁


○　白石勘兵衛　　留守居組・従是巳下　二百石　（於豊前小倉御侍帳）
○　白石傳十郎　　留守居組・従是巳下　百石　（於豊前小倉御侍帳）


○　白江八左衛門　　御詰衆　二百石　（真源院様御代御侍名附）
　　　　　　　　　　　　　 有吉頼母允組　二百石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　　　　　　　　　　 寛文九年十月七日　御暇被遣候　（※）・・陽明学徒追放による
○　白江新九郎　　　 二百石　（真源院様御代御侍免撫帳）


■　白河宗寿　　(南東64-85　＊）
　　　　1、宗寿
　　　　2、宗瑞（宗寿）　御知行被召上候　天明四年十一月　御蔵米五十石


○　白楷（揩）孫兵衛　　三斎様御附中津ニ相詰候衆　八拾石　（於豊前小倉御侍帳）


■　白木五三
　　　　1、佐多右衛門　　細川忠利公御書出（寛永十一年）四百石−左太右衛門宛
　　　　　　　　　　　　　　　御知行目録
　　　　　　　　　　　　　　　細川光貞公御書出（寛永十八年）四百石
　　　　2、五兵衛　　（1）有吉頼母允組組脇　四百石　（寛文四年六月・御侍帳）　
　　　　　　　　　　　　（2）御詰衆・三番河喜多五郎右衛門組　四百石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　細川綱利公御書出（寛文元年）四百石
　　　　　　　　　　　　　　　　承応二年八月〜　　　　　小国久住郡奉行
　　　　　　　　　　　　　　　　寛文元年六月〜寛文十二年閏六月　熊本町奉行、寺社奉行
　　　　3、平右衛門・重通（初・平左衛門　五兵衛）
　　　　　　　　　　　　　　　細川宣記公御書出（正徳六年）四百石
　　　　4、宇左衛門（初・政之允）　（1）御使番　四百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2）四百石　御長柄頭・御鉄炮頭　屋敷・手取
　　　　　　　　　　　　　　　細川宗孝公御書出（享保十九年）四百石
　　　　5、平右衛門（五兵衛）　（1）御枝番　四百石　宝暦二申十二月四日当役
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2）御鉄炮三拾挺頭　四百石
　　　　　　　　　　　　　　　細川治年公御書出（天明六年）四百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 細川斎茲公御書出（天明八年）四百石
　　　　6、有右衛門
　　　　7、多三郎（平右衛門）　四百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 細川斎樹公御書出（文化九年）四百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　細川斎護公御書出（文政九年）四百石
　　　　8、貞雄（平右衛門）
　　　　　　　　　　　　　　　 御知行引渡差紙（天保六年）四百石
　　　　9、隆次郎（五兵衛・五三）　　三拾挺之副頭　四百石

　　　　　　　　　　参考：田中吉政宛行状（慶長三年）二百石　白木左多右衛門宛
　　　　　　　　　　　　　　黒田如水宛行状（慶長五年）二百石　白木貞右衛門宛
　　　　　　　　　　　　　　黒田長政宛行状（年月不詳）五百石　白木左多右衛門宛
　　　　　　　　　　　　　　黒田長政宛行状（慶長六年）二百石　白木貞右衛門宛
　　　　　　　　　　　　　　知行目録・黒田長政（慶長六年）二百石　　同上
　　　　　　　　　　　　　　某宛行状　　　　　（元和九年）五十石　　　　同上


■　白木弾次　　（南東51-13）　　
　　　　　貞右衛門　　原城にて武功被賞　御鉄炮三十挺頭被仰付　（綿考輯録・巻五十）
　　　　　　　　　　　　　四百石　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　1、弾右衛門　　十二番牧平左衛門組　三百石　（真源院様御代御侍名附）・・団右衛門
　　　　　　　　　　　　　　三百石　（真源院様御代御侍免撫帳）・・団右衛門
　　　　　　　　　　　　　　　　承応二年八月〜　　　　　阿蘇南郷郡奉行
　　　　2、貞右衛門・重長　
　　　　　　　　　　　　　御側物頭衆・御弓十張　三百石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　3、七郎右衛門・武友　三百石　御鉄炮三拾丁頭御小姓役御小姓組二番　屋敷・内坪井
　　　　4、七郎右衛門
　　　　5、門次郎
　　　　6、弾右衛門
　　　　7、岩熊（貞右衛門）
　　　　8、喜久太（貞右衛門）
　　　　9、子之助（大助）　　御使番　三百石
　　　　10、大三郎（大右衛門・弾次）　三百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　明治元年十月〜明治元年十一月　小国久住郡代
　　　　　　　　　　　　　　　　　明治二年七月〜明治三年二月　阿蘇南郷郡代
　　　　　　　　　　名は為直、通称大右衛門、後弾次と改む。本姓は清成氏、入りて白木氏を嗣ぐ。
　　　　　　　　　　世禄三百石。幕末多事の時に当り藩政を■革し、又四方に使し少参事となる。
　　　　　　　　　　廃藩後飾磨県権参事となり、後官を罷めて郷里に帰り、力食社を起し、紫溟会
　　　　　　　　　　を創め、商法会議を興し、公益を図ること一二に止らず。
　　　　　　　　　　明治二十年十一月没す、年五十四。墓は高麗門禅定寺。

　　　　　　　参考：白木大助　　長岡監物組　三百石　（寛文四年六月・御侍帳）


○　白木又兵衛　　十番平山三郎左衛門組　四百石　（真源院様御代御侍名附）


■　白杉（�ﾅ）少一　　（南東50-10）
　　　　　藤村権兵衛　　生国近江--京極丹後守臣・百五十石　天正七年没
　　　　　三郎兵衛　　　田村隠岐守臣・弐百石弓頭
　　　　1、（坂）仲平　　元禄七年御中小姓召出　（先祖附）
　　　　2、新平　　静治様付御物頭列　二百石
　　　　　　　　　　　　　　　細川重賢公御書出（寛延元年）二百石
　　　　3、少助　　（1）御用人・江戸御留守居兼帯　二百石御足五十
　　　　　　　　　　　（2）五百石
　　　　　　　　　　　　　　安永九年十二月（江戸留守居）〜天明六年二月　用人
　　　　　　　　　　　　　　　細川治年公御書出（天明六年）二百石
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 白杉少助知行目録（天明八年）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 細川斎茲公御書出（天明八年）三百石
　　　　4、平馬　　組外并同列二代目　六百石　御次着座
　　　　　　　　　　　　　　文化九年一月（御次着座）〜文化十二年（被差除）用人
　　　　　　　　　　　　　　　細川斎樹公御書出（文化九年）五百石
　　　　5、専九郎　（1）新知四百五十石　　（2）御前様御付　四百五十石
　　　　　　　　　　　　　　　細川斎護公御書出（弘化四年）四百五十石　京都留守居定詰
　　　　6、新平（少助・少一）　　五百石


○　白松喜三右衛門　　留守居組・従是巳下　百五十石　（於豊前小倉御侍帳）


○　新匠仁兵衛　　留守居組・従是巳下　百五十石　（於豊前小倉御侍帳）


■　眞藤又太郎　　（南東51-20）　　家紋（隅入角立鼓紋） 　墓所：西方寺・禅定寺
　　　　　磯部越前守（入道浄雲）　織田信長旗下・周防国下松三尾城主　元就公御働時分旗下千石
　　　　　　　　市右衛門　　毛利家五百石・後浪人
　　　　1、磯部庄左衛門　　三斎公召出於豊前（兄・長五郎共）
　　　　　　　　　兄長五郎・忠興殉死蓑田平七介錯
　　　　2、眞藤太左衛門
　　　　3、　　　又之允
　　　　4、　　　吉右衛門(養子　実・江藤武助弟）御留守居組兼坂　百石
　　　　　　　　　　　細川重賢公御書出(寛延元年九月）百石
　　　　5、　　　太左衛門・古道
　　　　　　　　　　　室・久武丹大夫三女
　　　　6、　　　只八（又之允）組附御中小姓・横山藤左衛門組　廿石五人扶持
　　　　　　　　　　　室・尾崎藤市二女
　　　　　　　　　　　弟・竹内家ニ入リ六代清太郎
　　　　7、　　　又太郎・安玄
　　　　　　　　　　　室・竹内清太郎長女郁
　　　　8、　　　多津人（又太郎・安正）　　　御擬作高百石　代々御中小姓
　　　　　　　　　　　慶應元年　時習館居寮生となる（日本教育史史料ｐ616）
　　　　　　　　　　　室・上田休兵衛女晩稲


○　神　猪左衛門　　御詰衆　三百石　（真源院様御代御侍名附）
　　　　　　　　　　　　　三百石　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　　　　　　　　　　明暦二年五月御暇被遣候　（※）
○　神　勘兵衛　　　百五十石　（真源院様御代御侍免撫帳）
○　神　理兵衛　　　有吉頼母允組　百五十石　（寛文四年六月・御侍帳）


■　神西敬三郎　　(南東11-3　ち）
　　　　　与三右衛門
　　　　　金右衛門（与三右衛門）　
　　　　　　　　　　　　　　（1）御弓二拾挺頭　千石　　（於豊前小倉御侍帳）
　　　　　　　　　　　　　　（2）御弓頭衆　千石　（肥後御入国宿割帳）
　　　　　　　　　　　　　　（3）千石　　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　1、長右衛門　　（1）一番長岡右馬助組　二百石　（真源院様御代御侍名附）
　　　　　　　　　　　　　　（2）二百石　（真源院様御代御侍免撫帳）
　　　　　　　　　　　　　　（3）長岡帯刀組　二百石　（寛文四年六月・御侍帳）
　　　　2、吉之允・正勝（入道草入）　
　　　　　　　　　　　　　　　　御詰衆・松野亀右衛門組　大島御番　二百石　（御侍帳・元禄五年比カ）
　　　　3、吉右衛門
　　　　4、長右衛門　　二百石　御番方組脇一番御鉄炮頭御番方六番　屋敷・山崎
　　　　5、吉之允（長右衛門）
　　　　6、金右衛門　　二百石
　　　　7、麟之助　　　二百石
　　　　8、武男（庄之助）　　松山権兵衛組御番方四番組　二百石
　　　　9、松彦（吉之允）
　　　　10、敬三郎　　二百石

　　　　　　参考：（黒船長崎ニ来候ニ付而）長崎表江御人数被差出候・・・・（正保四年）
　　　　　　　　　　二番　御家老長岡監物是季組　七月七日熊本出勢、同十日長崎着
　　　　　　　　　　弐十挺頭　神西与三右衛門　イ金右衛門
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　七月十二日長崎ニ而病死、依之組并自分者共ニ十六日川尻ニ帰る
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（綿考輯録・巻63-ｐ415）

○　神西長五郎　　御扶持方取　十人　（於豊前小倉御侍帳）