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新・肥後細川藩侍帳【せ】の部
■ 瀬川麟次郎 （南東24-26）
1、児玉十郎兵衛
2、 彦之進
3、瀬川長兵衛・重門、重行
宝永六年十二月頃～ 宇土郡郡奉行
4、 才右衛門・永安 （1）二百石四斗三升八号七勺六才
御郡奉行御郡頭御番方御小姓組 屋敷・ 内坪井
（2）御郡奉行 二百石外五十石
5、 次大夫 八代御城付 二百石
細川重賢公御書出（明和六年）百石
6、 万八（才右衛門）
7、 長左衛門 （1）御留守居御番方・上月半平組 竹丸御櫓番 百石
（2）嘉永六五年（？）御知行召上、一類中ヨリ手討致シ断絶 旧百石
8、 一郎助 炮術師役 百石
9、 麟次郎 二百石
○ 瀬川七兵衛 八代御城付 二百石 (御侍帳・元禄五年比カ）
■ 瀬崎猪一郎 （南東24-19）
1、猪右衛門 （1）供之者・御扈従与也 百五十石 （於豊前小倉御侍帳）
（2）御小姓組衆 百五十石 （肥後御入国宿割帳）
消息：瀬崎猪右衛門新銭鋳申奉行ニ、香春へ参候へと被申付候へハ、手前礑不罷成候、
其上小者も所持不申候間、余人ニ被仰付可被下之由、達而申ニ付、右之通無紛
候間、指替可申之由候事 （日帳--寛永元年八月十四日）
【転切支丹】 寛永十三年七月十三日 禅宗に罷成り・・（勤談跡覧－肥後藩之切支丹）
2、次郎四郎 御詰衆 百五十石 （真源院様御代御侍名附）
二百石 （真源院様御代御侍免撫帳）
消息：初而御目見被仕衆 寛永三年十二月廿八日 「日帳」
瀬崎二郎四郎歳十三、御取次式部（松井興長）殿
（福岡県史・近世資料編 細川小倉藩）
3、次郎四郎（初・政右衛門重堅）
百五十石 （真源院様御代御侍免撫帳）・・次郎四郎
長岡監物組 百五十石 （寛文四年六月・御侍帳）
御詰衆・九番佐久間平右衛門組 百五十石 （御侍帳・元禄五年比カ）・・政右衛門
在宅願頭書（熊本市史資料編第三編ｐ248）
瀬崎政右衛門、御番方組脇被仰付候付、在宅年限之内ニ候へとも引出願（明和三年二月）
4、次郎四郎（初・四郎兵衛） 二百石 御郡頭御鉄炮頭 屋敷・京町
5、次郎四郎
6、猪右衛門 百五十石
7、太郎三郎 御小姓組・落合弥次兵衛組 百五十石
8、次郎四郎
9、猪一郎 木下伊織組御番方一番 百五十石 （二百石）
何代か不明
次郎四郎宛 細川宣紀公御書出（享保二年）二百石
○ 瀬崎佐助 切米人数 十石三人 （於豊前小倉御侍帳）
○ 瀬崎牛之介 沢村宇右衛門組 六人扶持 （寛文四年六月・御侍帳）
■ 瀬戸充太平 （南東24-18）
1、与右衛門
2、五兵衛 （1）切米人数 代官 拾石三人
（2）御側組外衆 二百石 （真源院様御代御侍名附）
（3）二百石 （真源院様御代御侍免撫帳）
（4）御留守居衆・田中左兵衛与 二百石 （寛文四年六月・御侍帳）
寛文三年～延宝五年二月 奉行
3、長兵衛 （1）御留守居衆・田中左兵衛与 二百石
（2）御使番・続団右衛門触組 四百石 （御侍帳・元禄五年比カ）
4、五左衛門
5、長兵衛 三百石
6、大次郎（源左衛門・長兵衛）
源左衛門持賢 （1）四百石 御留守居大組付御番方二番御小姓組六番 屋敷・内坪井
（2）御小姓組組脇 四百石
長兵衛 御側拾五挺頭 四百石 宝暦六年朔日当役
大次郎 細川重賢公御書出（明和六年）三百五十石
7、万平（養子 角右衛門） 御小姓組之組脇・坂崎忠左衛門組 三百石
細川斎樹公御書出（文化九年）三百石
8、鼎（五左衛門）
9、熊助（養子 充太平） 御鉄炮頭 二百石
細川斎護公御書出（効果四年）二百五十石
○ 瀬戸五兵衛 切米人数 十石三人 代官 （於豊前小倉御侍帳）
■ 瀬戸口丈馬 （南東60-26 一代御中小姓）
1、儀兵衛
2、儀右衛門
3、善次
4、左一右衛門（繁助） 御勘定所御知行取根取・御勘定方御奉行触 高百石之御擬作
5、為八（友右衛門）
6、甚兵衛
7、丈助(丈馬）
■ 瀬戸口吉右衛門 (南東64-109 ＊）
1、儀兵衛
2、吉右衛門
■ 世良長四郎 （南東60-27 一代御中小姓）
1、瀬良九左衛門
2、 九七
3、 嘉内（喜内） 御中小姓之諸御目付・御奉行触 所々御目付
廿五石五人扶持内五石御足
4、 恒之進(嘉内）
5、世良章之助（長四郎）
○ 清 半入 御扶持方取 五拾石十人 （於豊前小倉御侍帳）
■ 関 角三 （南東24-16）
1、九左衛門
2、角左衛門 二百石 （真源院様御代御侍免撫帳）
3、角左衛門・直勝（初・基次 後・入道一鉄）
4、角兵衛・清親（養子 実・河田氏） 二百石 御番方四番御鉄炮頭 屋敷・内坪井
5、角左衛門
6、又左衛門
7、新左衛門(角之進）
8、藤内（角左衛門） 御小姓組・小坂半之丞組 二百石
9、四郎兵衛（又左衛門・角之進） 御番方十二番須佐美権之允組 二百石
10、新左衛門（角左衛門・角三） 二百石
不明：関又左衛門 御詰衆・七番有吉清助組 山本山鹿御郡奉行・二百石 （御侍帳・元禄五年比カ）
■ 関 繁 （南東24-17）
九左衛門
角左衛門
1、右太郎（源兵衛）
（1)御馬廻衆四番筑紫大膳組 二百石
（2）有吉内膳組 二百石 （寛文四年六月・御侍帳）・・左太郎
2、山三郎（九左衛門・勝清）
御詰衆・十一番西山八郎兵衛組・御切米奉行 百五十石 （御侍帳・元禄五年比カ）
3、次郎大夫（養子 実村上久之允二男 初・藤十郎）
4、九左衛門・勝富（初・宇太郎）
（1）百五十石 御番方十二番
（2）御物頭列之御郡代 百石、百五十石御足
（3）御連枝様御付役・親姫様御付 定府
只吉 新御屋敷御小姓役 百五十石
5、素兵衛 御作事方御目付 百五十石
宝暦元年六月頃～ 飽田詫摩郡奉行
～寛延二年八月 山本郡奉行（山鹿郡兼）
～寛保二年八月 山鹿郡奉行（山本郡兼）
（延・保？）
6、弥八郎（山左衛門）
7、立之進
8、只吉（素兵衛）
9、九郎助（養子 素兵衛） 細川斎樹公御書出（文化九年）二百石
10、武左衛門
11、繁兵衛(繁） 御小姓役 二百五十石
参考 親姫 細川重賢・女 茂木細川家・長門守興徳室
■ 関 慎三 （南東24-21）
1、太郎兵衛（1）六番槙嶋半丞組 二百五十石 （真源院様御代御侍名附）
（2）二百五十石 （真源院様御代御侍免撫帳）
屋敷：城内慶安坂脇（新熊本市史・地図編24 ｐ44）
2、惣左衛門・正明
御側物頭衆 歩之御使番頭 二百五十石 （御侍帳・元禄五年比カ）
貞享元年三月頃～ 小国久住郡奉行
3、弥右衛門・棟明（養子 実・竹井十右衛門子）
4、摠左衛門（養子 実・大田小右衛門 小平次）
細川光貞宛行状（寛永八年）二百五十石
（1）二百五十石 御鉄炮廿挺頭御番方四番 屋敷・高田原
（2）御小姓組四番・御座敷支配 二百五十石
5、寿太郎（惣左衛門） 御番方・松下清蔵組 二百五十石
6、庄作（弥左衛門） 旧知二百五十石
7、七太郎 御小姓組組脇 二百五十石
8、八郎助（慎三） 二百五十石
○ 関 小平次 側小姓・御扈従役歟 百石 （於豊前小倉御侍帳）
御中小姓 百石 （肥後御入国宿割帳）
○ 関 左大夫 留守居組・従是巳下 二百五十石 （於豊前小倉御侍帳）
○ 関 三四郎 九番小笠原民部少輔組 五拾石 （真源院様御代御侍名附）
五拾石 （真源院様御代御侍免撫帳）
○ 関 権大夫 御詰衆 百五十石 （真源院様御代御侍名附）
百五十石 （真源院様御代御侍免撫帳）
○ 関 権左衛門 有吉内膳組 五十石 （寛文四年六月・御侍帳）
■ 関（大津山）孫弥太 （南東55-22）（南東24-24）
1、孫左衛門 御詰衆 二百石 （真源院様御代御侍名附）
二百石 （真源院様御代御侍免撫帳）
2、平十郎 佐分利作左衛門組・組脇 二百石 (御侍帳・元禄五年比カ）
3、浅右衛門
4、平右衛門 二百石 御番方十番佐敷詰御中小姓
5、平九郎 二百石 細川宣紀公御書出（享保六年）二百石
6、平十郎 八代御城付 二百石 宝暦十二午七月廿八日家督
関平十郎知行（年代不詳）二百石
在宅願頭書（熊本市史資料編第三編ｐ246）
関平十郎、去春在宅如願被成、御免候付、在宅所相極候得共下方差支
外ニ宣キ所柄も無之候付、乍自由直ニ熊本江罷在度由、願之通達（宝暦八年四月）
7、左市（孫兵衛） 御備頭御留守居大頭組御小姓頭支配・御奉行所触御物頭列御小姓支配頭支配
御花畑御座敷支配方 百五十石
8、小源太（孫八） 旧知百五十石
9、範之助（孫次郎）
10、唯次郎（孫之丞・孫弥太） 明治三年大津山姓トナル
嶋田四郎右衛門組御番方三番組 百五十石
■ 関(大津山）安 （南東55-23）（南東24-25）
1、安之允
原城にて武功之面々御褒美被下候--関安之允、後改平左衛門
新知弐百石宛 （綿考輯録・巻四十九）
十番平山三郎左衛門組 三百石 （真源院様御代御侍名附）
二百石 （真源院様御代御侍免撫帳）・・安丞
2、金大夫（平左衛門）
（1）坂崎清左衛門組 二百石 （真源院様御代御侍名附）・・安之丞・平左衛門
（2）長岡監物組 二百石 （寛文四年六月・御侍帳）・・平左衛門
（3）御詰衆・七番有吉清助組 二百石 （御侍帳・元禄五年比カ）・・平左衛門
承応二年八月～ 芦北郡奉行
3、茂左衛門・経明（初・吉十郎安丞） 二百石 御番方一番
4、尉左衛門 十一番与 二百石
5、九郎左衛門（群馬） 二百石
関 群馬 名は經貴、九郎左衛門と称す。各種の武技に通達す。
藩に仕へて故実師役となる。文化四年九月没す、年六十一。
6、勝兵衛 御留守居御番方組脇・住江次郎左衛門組 二百石
7、平左衛門（次郎右衛門）
8、安丞（安） 明治三年十月大津山姓トナル
御番方十番大河原次郎九郎組 二百石
■ 関川政之允 (南東64-110 ＊）
1、検校 十人扶持二十石 (御侍帳・元禄五年比カ）
2、杢大夫・重則 百五十石 御小姓組三番御使番 江戸定詰
細川宗孝公御書出（享保十九年）百五十石
3、新助 御小姓与三番 百五十石
4、政之允（養子） 御知行被召上候 明和八年八月十八日 江戸定詰 高百石
細川重賢公御書出（明和六年）百石
■ 関根 左五郎 （南東24-20）
1、藤九郎
2、藤九郎（初・藤之助） （1）二百五十石 御部屋付御取次
（2）御小姓組 二百五十石
3、左五郎 御小姓役 二百五十石 宝暦十二午七月十一日当役
関根左五郎拝領知行（宝暦八年）藤九郎跡式
細川重賢公御書出（宝暦八年）二百石
4、俊助 御番方之組脇・尾藤多賀之丞組 二百石
関根叢蘭 名は之玄、俊助と称す。武道諸技に通じ、刀剣甲冑陶器を自製し、
キュウ工に巧なり。又墨蘭、隷書を善くす。
天保七年二月十四日没す。
5、小次郎（藤九郎）
6、強雄
7、源之允（左五郎・次郎左衛門・清）
須佐美権之允組・八代御城付 二百石
■ 薜（セツ）長蔵 （南東64-112 ＊）
1、薜 少峯 明国人、三斎忠利豊前在国の時に医師の奉公をする。のち病気となり
長崎に移るに及び三斎忠利より医師及び薬を送らる。長崎にて没す。
2、 三蔵 初少峯と長崎居住、三斎より一字を與えらる。少峯没後肥後に移る。
忠利病気のとき薬方を尋ねらる。忠利没後飽田郡椎田村に居住す。
（大日本近世資料－細川家資料１８）
3、宮原小右衛門
4、 太右衛門
5、 才助
6、 太右衛門
7、薜 三蔵
8、 長蔵
■ 妹尾寛太 （南東24-23）
又左衛門
1、惣左衛門 細川尚良宛行状（寛文五年）二百石
妹尾惣左衛門知行所付目録（寛文五年）
細川尚房宛行状（延宝四年）三百石
妹尾惣左衛門加増知所付目録（延宝四年）加増百石
細川尚房宛行状（延宝八年）五百石
2、惣八（惣左衛門） 御詰衆・九番佐久間平右衛門組 五百石 （御侍帳・元禄五年比カ）
細川綱利公御書出（元禄元年）五百石
妹尾惣左衛門知行所付目録（元禄元年）
目録（元禄二年）五百石
3、勘平（養子 実・弟） 差紙（元禄十年）五百石
4、左七右衛門（角平） （1）五百石 御奉行目付御番方御小姓組三番 屋敷・京町
（2）御使番 五百石
知行引渡差紙（正徳三年）五百石
細川宣記公御書出（正徳六年）五百石
細川宗孝公御書出（享保十九年）五百石
5、牧太 五百石 宝暦八年八月～明和六年三月 川尻町奉行・後御側弓十張頭ニ転
差紙（延享四年）五百石
細川重賢公御書出（寛延元年）五百石
6、仲（惣左衛門・平治右衛門） 御使番 五百石
妹尾仲知行所付目録（安永十年）四百石
細川治年公御書出（天明六年）五百石
目録 同上
細川斎茲公御書出（天明八年）五百石
7、寛太 奉行副役 五百石内百五十石御足高
文化十四年四月～文政六年十二月 奉行副役
妹尾寛太知行所附目録（享和元年）三百五十石
細川斎樹公御書出（文化九年）三百五十石
目録 同上
8、軍十郎（養子） （1）新知三百石 （2）新知四百五十石
天保四年五月（使番）～天保九年二月 高瀬町奉行・後歩頭ニ転
天保四年八月本役
妹尾軍十郎知行所附目録（文政七年）三百石
細川斎護公御書出（文政九年）三百石
目録 同上
9、又左衛門（佐七左衛門）
10、孫作（養子 実・高田氏）
知行引渡差紙（安政五年）三百石
細川慶順公御書出（万延二年）三百石
11、熊三郎（又佐衛門・寛太） 三百石
○ 千寿（手）新左衛門 （1）御鉄炮ニ十挺頭 四百石 （於豊前小倉御侍帳）
（2）御鉄炮頭衆 四百石 （肥後御入国宿割帳）
○ 千寿助六 留守居組・従是巳下 百石 （於豊前小倉御侍帳）
■ 千場次郎 （南東24-22）
1、作兵衛 御買物頭衆 百石 （真源院様御代御侍名附）
百石 （真源院様御代御侍免撫帳）
2、作兵衛 御詰衆・六番岩越忠右衛門組 百石 （御侍帳・元禄五年比カ）
3、才助
4、作兵衛 一番与 百石
5、半十郎
6、八郎右衛門 御番方・尾藤多賀之允組 百石（上益城郡宮園在宅）
文化九年五月～ 玉名郡郡代
7、才助
8、藤作（作兵衛）
9、半兵衛 御知行被差上候 嘉永五年十一月 高百石
10、哲彦（作兵衛）
11、次郎（才助・次郎）
肥陽諸士鑑に次の記載あり（上記との整合不可）
* 藤作
* 作兵衛経重
* 才助経貞
* 藤作 百石 御番方一番 屋敷・千反畑
註 千場作兵衛
原城にて武功之面々御褒美被下候--白銀五枚単物帷子五宛（綿考輯録・巻四十九）
原城にて武功被賞 同年百石拝領なり、竹内数馬組之添頭被仰付（ 同 ・巻五十）
前二も御褒美被下
註 千葉作兵衛 阿部一族誅罰二当リ小頭ヲ勤メ功 加増五十石
■ 千場善左衛門 (南東64-110 ＊）
1、孫兵衛
2、太郎兵衛 細川重賢公御書出（寛延三年）物成五百石
3、源之允
4、善左衛門
○ 千場長三郎 沢村宇右衛門組 百石 （寛文四年六月・御侍帳）